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敬愛大学の先輩たち

敬愛大学野球部から社会人野球へ

JR北海道硬式野球クラブ 大崎 黎 さん

経済学部経済学科 2022年3月卒業(智辯和歌山高等学校 出身)

2024/03/22

2022年3月に経済学部を卒業し、JR北海道硬式野球クラブで活躍する大崎さんにお話を伺いました。在学時は野球部に所属し、4年生の春季リーグ戦で「最多勝」と「最多奪三振王」を受賞しています。2022年に卒業され、JR北海道硬式野球クラブに入団しました。所属先は北広島駅で、オフシーズンは改札と出札業務を担当しているそうです。入団2年目の2023年度は、社会人野球日本選手権大会に出場するなど目覚ましい活躍をされています。社会人野球での手応えや、大学時代に野球部で得たことなどについて語っていただきました。

社会人野球日本選手権大会に先発出場

社会人野球日本選手権大会は、都市対抗野球と並ぶ社会人野球の2大大会のひとつです。2023年11月に京セラドーム大阪で行われた第48回大会の「JR北海道硬式野球クラブ 対 東京ガス」戦では、先発投手として出場しました。1対8で勝利とはならなかったものの、5回まで投げて6個の三振を奪い、敬愛大学卒業の選手としては初となる日本選手権大会出場を果たしました。

 

大崎さん:北海道地区予選を競り勝って臨んだ全国大会でしたが、全国に出てくるチームは強いです。勝つには個人としてもチームとしてもレベルアップしなければならないと痛感しました。

 

社会人野球は、応援合戦の盛り上がりも特徴です。京セラドームでも北海道から駆けつけた応援団がお揃いのタオルを振ってスタンドに陣取り、社歌の『北の大地』の演奏と合唱が鳴り響いたそうです。

 

大崎さん:対戦相手の応援もすごくて、ドームが華やかな雰囲気に包まれていました。賑やかな応援が好きで楽しめる方なので、テンションが一気に上がりました。

北海道地区予選では「最高殊勲選手賞(MVP)」を獲得

北海道地区予選の決勝戦では、相手チームの得点を0点に抑え、最高殊勲選手賞(MVP)を獲得することができたそうです。中学・高校時代に所属していた野球チームの指導者が社会人野球経験者で、日本選手権大会観戦でたびたび京セラドームを訪れていた大崎さんは、「いつかここで投げてみたい」と憧れていたそうです。

 

大崎さん:大人が本気で一試合に賭けて全力を出し切って野球をしていることに感激しました。自分も大人になったら、こんなに熱くなれることがしたいと思ったのです。その夢が叶ったのですから、嬉しかったですね。

敬愛大学野球部での経験が支えに

2022年の入団当初は、社会人野球で苦戦をするのではないかという不安も少なからずあったといいます。そんな時に支えになったのが、敬愛大学野球部での実績と経験でした。

 

大崎さん:リーグ戦で実戦の経験値をたくさん積んできたことが自信につながりました。大学野球のリーグ戦という、負けられない大舞台で投げることができたので、地区予選の決勝戦や全国大会の初戦という緊張の場面でも平常心を保つことができました。今年から投手の副リーダーを任されていますが、ここでも敬愛大学で投手リーダーを務めたことが活かせると思います。

これからの夢

都市対抗野球では、北海道地区の2次予選で2勝1敗となり、本戦出場を逃してしまったJR北海道硬式野球クラブですが、2024年シーズンの抱負を語っていただきました。

 

大崎さん:都市対抗野球で次に勝つと、北海道勢は100勝目になります。今年こそ本戦に出場して、100勝目の勝利投手になることを狙っています。もちろん、日本選手権で勝つことも目標です。

 

さらにその先の夢も既に芽生え始めているそうです。

 

大崎さん:プロ野球も視野に入れています。社会人野球でプロ野球に行っている人を間近で何人も見て、挑戦する意欲が湧いてきました。

 

野球の道をまっしぐらに進む大崎さん。敬愛大学は、これからも熱い声援を送りたいと思います!

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