敬愛人

敬愛大学で輝く「人」「学び」を紹介

STUDENTS&GRADUATES

敬愛大学の先輩たち

野球部のマネージャー経験や、大学での学びを通して身につけた5つの力

教育学部こども教育学科 3年 H. Hさん

千葉県立四街道高等学校 出身

2024/06/03

教育学部で学ぶ傍ら、野球部のマネージャーとしても活躍するH.Hさんにインタビューを行いました。学部での学びに加えて、課外活動から得たものもたくさんあったようです。どのような力が身についたのでしょうか。

教育学部での学び

大塚ゼミに所属して、算数教育を中心に学んでいます。高校時代から数学が好きだったので、小学生に算数を分かりやすく教えるにはどうすればよいかに興味があって選択しました。小学生は割合や速度の問題につまずく人が多いと知り、算数を楽しく学ぶ方法をみんなで探っています。
ある日のゼミでは、学力テストの気になる問題を持ち寄って、先生とマンツーマンの対話をしました。ゼミのメンバーはその様子を聞きながら、気づいたことを発言したりします。テストを作る側はどのように作問すればよいのかを考えていくことは難しいですが、とてもやりがいがあります。どのように教えれば苦手な問題でつまずきにくくなるのかを考えることも楽しいです。
ゼミは10~11人の少人数で、雰囲気が良いので誰でも発言しやすいです。先生もユーモアセンス抜群で、活発な意見交換を促進してくださいます。

印象に残っている授業

1年次の図画工作で模擬授業を行ったことです。粘土や絵の具、ビーズ、紙コップなどを用意し、「自分だけのコップを作ろう」という題材にしました。小学生の時、図画工作で毎回様々な材料や工具が用意されていたのですが、これらは先生方が様々な学習目的を考えて用意してくださっていたものだということがわかりました。
指導者側として教材準備(材料の準備、注意事項の張り紙、見本品等)をする中で、準備の大変さや大切さを実感しました。また、模擬授業の様子を仲間に撮影してもらい、自分を客観的に見て振り返ることができたことも大変よい機会になりました。

野球部のマネージャーとしても活躍

野球部のマネージャーを務め、グラウンド全般の掃除や試合の運営、スコアラー、アナウンス、SNSの管理などを行っています。私は野球が好きだったわけでもなく、応援していた選手もいません。全くの初心者からマネージャーになりました。

 

高校ではダンス部で部長を務めていたのですが、話し合いでの意見のすれ違いや123人の部員をまとめることの難しさ、練習による疲労から精神的に悩むことも多くありました。そんな時、部活後にグラウンドを見ると照明をつけて夜遅くまで元気に声を出し、練習に取り組む野球部の姿が印象に残りました。
休みもほとんどなく、朝から晩まで練習し、肉体的にも精神的にもきっと辛いはずなのに、礼儀正しく素直で、好きな野球にむしゃらに取り組む姿を見て、とても感銘を受けたことがきっかけです。私よりも頑張っている人がこんなにも身近にいると知り、負けじと頑張ろうと思えただけでなく、そんな野球部を支えたいと思いました。

 

活動の中で印象に残っているのは、2024年3月に実施された8泊9日の宮崎キャンプです。新型コロナウイルスの影響で4年ぶりとなったキャンプでは、これまでのキャンプ経験者が1人もいませんでした。ゼロからのスタートとなり不安が大きかったですが、この活動を通して部員と生活を共にし、同じご飯を食べ、たくさんコミュニケーションをとったことで一層仲が深まりました。大変貴重な経験となりました。

SNSの更新なども担い、業務は多岐にわたります

身についた5つの力

学びで身についた力(主体性・柔軟性)

仲間と協力して模擬授業を行う中で、高校時代のダンス部の部長経験や学級長、中学時代の生徒会などの経験が活かせました。授業の進め方を決める際は積極的に意見を出すだけでなく、仲間の意見をまとめたりもしました。自分の意見を整理して発信する主体性が身についたと思います。
また、多様な考えを持つ仲間と意見共有を行うことで、自分にはない考え方を参考にできたり、一つの物事を様々な角度から考えることができるようになりました。自分の考えを見直すきっかけにもなったので、柔軟性が身についたと思います。積極的にコミュニケーションをとることの大切さを実感できました。

部活動で身についた力(コミュニケーション能力・問題解決能力・発信力)

指導者や部員、保護者、OBの方々だけでなく、他大学のマネージャーや大会運営スタッフなど、幅広い年代の方と関わる機会が多かったです。これらの方々との交流を通して、コミュニケーション能力が高まりました。マネージャーの中では最高学年なので、問題が生じた際には他のマネージャーや指導者と連携を取り、今すべきことを考えました。TPOに応じた行動ができるようになったことで、問題解決能力が身についたと感じます。
また、業務の一つであるSNSの管理(InstagramやX、Threads等の運用)では、試合結果や練習内容、選手情報を随時更新します。限られた文字数の中で相手に誤解なく、わかりやすく伝えるためにはどうすればよいかを考えた結果、相手の立場に立って物事を考えられるようになり、情報を正しく発信する力が身につきました。

進学先を検討している人へのアドバイス

教育学部では小学校教員の資格が取得できるだけでなく、指定の科目を履修すると中学校・高校教員免許の取得も目指せます。教員を目指している人に最適な学部だと思います。また、最大の魅力は共に学ぶ学生の質の高さだと思います。小学校の教員を目指す人が多くいるため、思いやりの気持ちを持っている人が多いです。みな優しくて人柄がよく、困っている人がいれば声をかけ、協力し合える仲間ばかりです。
授業中の話し合いや模擬授業の進行もスムーズに進み、中身の濃い時間を過ごせる授業が多いです。勉強面だけでなく、部活動やボランティア活動、アルバイトや遊びなど、自分の時間をどう過ごすかを自分で決められるので、やりたいことが見つかると思います。

 

大学生活を充実させながら教員になるために学びたいと思っている人は、ぜひ入学をお勧めします!

教育学部で共に学びましょう!

教育学部の紹介 教職センター 野球部の紹介(体育会サイト)