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STUDENTS&GRADUATES

敬愛大学の先輩たち

千葉県・千葉市の小学校教員採用試験合格者へインタビュー

国際学部(現教育学部)こども教育学科 4年 H. Aさん

千葉県立袖ケ浦高等学校 出身

2024/02/01

小学校教員になりたいという夢を持ってこども教育学科(現教育学部)に入学し、小学校教員採用試験に見事合格した在学生にインタビューをしました。大学での4年間をどのように学び、過ごしたのでしょうか。

教員になるための学び

教員になるために必要な知識や技能を中心に学びました。印象に残っているのは以下の授業です。

 

  • 「教育方法・技術論」
    児童に前を向いてほしい時は、「おへそを先生に向けて」と話すなど、工夫をするだけで指導の方法が変わることを学びました。
  • 「生活科指導法」
    授業をする前に、まずその内容を自分で試したり、理解してみることが大切だと学びました。日常の中で秋を見つける「秋見つけ」を、自分でやってみました。ドングリを見つけたら気づいたことを書くなどして、児童の視点に立って授業づくりをすることができました。
  • 「教育心理学」
    子供の心の発達段階を知り、支援を必要とする児童への接し方が学べました。教育実習で活かすことができました。
  • 「阿部ゼミ」
    教育方法・技術論について研究し、児童がインターネット・リテラシーを身につけられる教材の制作を卒業研究のテーマとしました。

課外活動での体験や学び

課外活動でも様々な経験ができました。以下の活動では、初めてのことに挑戦する大切さや、仲間と協力して物事を進めていく力が身につきました。

 

  • 震災学習スタディツアー
    1年次に参加しました。東日本大震災の被災地である宮城県を訪問し、現地の方の話を聞きました。災害対策のための正しい知識を身につけ、抗えない災害に対する対応力や、防災への意識が高まりました。教育現場で児童たちに伝えることができそうです。
  • 教育ボランティア「Iris」
    コロナ禍ではありましたが、子供たちに工作やモノ作りを教える活動に励みました。実践を通して、児童への声掛けの仕方や伝達方法が学べました。また、先輩・後輩などとアイディアを出し合って一つの企画を作る大変さと大切さを実感し、コミュニケーション能力が向上したように思います。
  • 敬愛フェスティバル実行委員
    1年次から参加しました。初のオンライン開催だったので前例がなく苦労しました。企画部署や広報部署などを経験し、メンバーで集まって企画を考えたり、広告案や看板を作りました。

 

課外活動に参加するためには、様々な新しいコミュニティーに所属します。最初の一歩を踏み出すときは緊張しますが、思い切って参加してみることで得られる学びは大きかったと思います。

震災学習スタディツアーに参加した友人と

友人たちとの思い出

3年生の時、大晦日の夜に友達とレンタカーで千葉市を出発し、交代で運転をして九十九里まで初日の出を見に行きました。大学入学時はコロナ禍で外出の自粛が続き、いつも自宅で年越しをしていました。新年を家族以外の人と迎えられたことはとても新鮮で、よい思い出です。

初日の出に感動しました

教員採用試験に臨む

教員採用試験の1次試験の内容が軽減される「大学推薦枠」の獲得を目指して、1年次から頑張りました。推薦を獲得することができると、千葉県・千葉市の教員採用試験では、1次試験で課される筆記が小論文になります。3年次の12月に行われた合格体験発表会に参加し、推薦枠を獲得した先輩に話を聞いて対策をしました。推薦を獲得した後は、小論文や面接の対策に励みました。教育学部の伊坂先生や、教職センターの林先生、木村先生に大変お世話になりました。教育業界の時事に関する知識を深め、「児童の自己肯定感を高めるには?」「ICT教育について」「いじめへの対応」など、様々なテーマでたくさんの小論文を書きました。試験当日は対策していたテーマが出題され、頑張ってよかったと思いました。

 

教員を目指している在学生の方は、とにかく自信をもって面接の受け答えをしてください。教育学部や教職センターの先生方は、かなり具体的に対策指導をしてくださるので、大学のサポートをフル活用しましょう!

身についた力を活かして、学び続ける教員へ

大学で得た知識や経験を活かして生徒の個性を引き出し、長所を伸ばせる教員になりたいです。これからの社会を担う子供たちを育てることが小学校教員の使命なので、積極的にコミュニケーションをとり、一人ひとりの気持ちに寄り添いながら、のびのびと成長できる環境づくりを目指します。教壇に立った後も教材や指導法の研究を続けて、「教える力」を磨いていくつもりです。常に学び、成長し続ける教員でありたいです。

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