敬愛人

高校生の時から海外に興味がありました。大学生になったら留学して外国の生活を体験し、英語力を向上させたいと思っていました。新型コロナウイルスの影響により1・2年次は海外体験をすることができなかったので、週3～4回のオンライン英会話の授業を中心に英語力を磨き、TOEICのスコアを3年間で100点以上伸ばすことができました。今も年明けの受験に向けて頑張っています。

3年生になって海外体験ができるチャンスが巡ってきたので、2週間で集中的に語学力アップを図ることを目的とした「語学研修」を選択することにしました。ゼミ教員の井上先生にノースウエスタン大学での語学研修の話を聞き、現地でのサポート体制が充実しているフィリピンを選びました。留学のための費用のほかに、現地の文化や習慣、気候、生活にあたり必要なものや飛行機に持ち込めるものなどを事前に調べました。

現地での授業はオールイングリッシュですが、わからないことはバディと呼ばれる学生がマンツーマンでサポートしてくれるので安心です。難しい単語はやさしい言葉に置き換えてくれたり、人見知りな人にも積極的に話しかけてくれるので、すぐ慣れることができます。授業後は市内観光に行き、バディの学生や現地の大学生・教職員の皆さんと会話を繰り返すうちに、それまで表現できなかったことも言えるようになりました。

フィリピンの人たちはとても明るくエネルギッシュでフレンドリーです。人に元気を与えるパワーがあり、太陽のような人たちばかりで、この国が大好きになりました。自分らしく、自由に生きていくことの大切さが浸透していると感じました。

大学生に日本食を紹介する授業では、おでんや手巻き寿司を作って、バディや教職員、料理を学んでいる学部の学生に食べてもらいました。箸を持参していったので、使い方を紹介し、仲良く交流することができました。フィリピンの料理で一番おいしかったのは、パンシットカントンという料理です。日本の焼きそばに似ていて、辛さも選べたのでとても食べやすかったです。

研修中は毎日ブログを書くことになっており、体験したことをその日のうちに文字で記録します。こうすることで振り返りができるだけでなく、感じたことや考えを改めて整理・確認することができました。詳細はぜひブログを読んでみてください。毎日様々なプログラムが用意されていて、あっという間の2週間でした。中身が濃すぎて、忘れられない体験となりました。帰国するときはみんなで泣きながら別れを惜しみました。

何事にも挑戦することは大事です！海外に行ってみたいという気持ちが少しでもあれば、絶対行くことをオススメします。海外での体験を通して、自分の価値観が変わるきっかけに出会えます。普段とは違う環境に身を置くことで、自分を客観的に見ることができるからです。語学研修などの勉強を目的としなくとも、観光だけでその国の人や文化を知ることができますので、ぜひ大学生のうちに海外を体験してみてください。