Q1.現在のお仕事の内容、教員を志した理由、きっかけについて教えてください
現在、小学校教諭として、県内の小学校に勤務しています。小学校では、6年生の担任としての業務と、校務分掌の体育主任としての仕事をしています。現在の教育現場では、ICT機器の活用や個々の児童に合わせた学びなど、授業づくりに力を入れています。また、子どもたちが自己表現し、個性が伸ばせるように、教員が一人ひとりに寄り添うことを心がけています。
私は子どもたちと一緒に学ぶことに喜びを感じて小学校教諭を目指しました。何かを「できた!」「わかった!」と感じた時の子どもたちの表情は、日々の疲れを吹き飛ばしてくれます。
Q2.こども教育学科のおすすめポイントを教えてください
私は大学入学前から教員を志していました。しかし、入学時には小学校・中学校・高校のどの校種で教員になろうか悩んでいました。敬愛大学では小学校教員免許に加えて、希望すれば中・高の2種類の免許も取得できるため、可能性を広げながら教職についてしっかりと考えることができました。
また、こども教育学科には同じ志をもつ学生が多くいたので、今も教職の仲間として働いています。先輩や同期や後輩など、多くの人と関わることができたのも財産になっています。
Q3.在学生におすすめしたい活動はありますか
まず、おすすめしたいのはボランティア活動です。私が夏休み期間などを利用して取り組んだ活動としては、地元スポーツクラブのコーチ、学童保育補助員、ラジオ体操ボランティアなどです。これらは地元で子どもたちと関われる活動を自分で探し、取り組んだものです。学校現場以外での子どもたちの様子も知りたいと思い選びました。実際に、さまざまな児童・生徒とふれあうことで、子どもたちを多角的・多面的に捉えることができるようになり、教員になりたいという気持ちを強めることにつながりました。
また、教員を目指している在学生には、「ちば!教職たまごプロジェクト」がおすすめです。実際に学校現場を体験することで、自分の将来の職業として適性があるかどうか真剣に考える機会になります。また、現職の先生方と関わる機会が得られるので、指導方法や子どもたちとの関わり方などを学ぶことができます。
Q4.在学生にメッセージをお願いします
今は「役に立たない」と思うようなことでも、これからの人生で「無駄になる経験」はありません。すべての経験がこれからの自分を支える糧となります。ぜひ、学生でしかできない経験をして、いろいろなことにチャレンジしてみてください!
みなさんと一緒に働けるのを楽しみにしております!
聞き手:教育学部教授 山口 政之