今回紹介するインターンシップの受け入れ企業は、普段空港を利用する人の目には見えない場所で、空の安全と安心を支えているサンコー・エア・セルテック株式会社です。インターンシップは5日間が予定されており、この日は初日でした。学生たちはまず、会社概要の説明を受けた後、人事部長と空港貨物事業部長のご案内で国際航空貨物取扱業務の見学を行いました。
敬愛大学では、3年次に県内の様々な業種でのインターンシップに参加します(5~10日間)。企業で実際の業務を経験しながら職業観を身につけます。
今回紹介するインターンシップの受け入れ企業は、普段空港を利用する人の目には見えない場所で、空の安全と安心を支えているサンコー・エア・セルテック株式会社です。インターンシップは5日間が予定されており、この日は初日でした。学生たちはまず、会社概要の説明を受けた後、人事部長と空港貨物事業部長のご案内で国際航空貨物取扱業務の見学を行いました。
成田国際空港での物流が円滑に進むように支えることが、サンコー・エア・セルテックの業務の一つです。まず、成田国際空港第2ターミナルから、貨物ターミナル地区へ移動しました。ここには貨物を一時保管する上屋(うわや)と呼ばれる倉庫が並び、大型トラックやフォークリフトが絶え間なく行き交っています。実は倉庫のすぐ先は滑走路に近く、航空機から降ろした荷物がそのまま移動できるようになっていました。並んでいる貨物の中には、日本から輸出する青果や半導体、海外から輸入されてきた自動車などもあります。日本経済を支える航空貨物の集中と拡散の工程を身近で感じました。
航空貨物の荷捌きには、高い技量と安全で確実な作業が要求されるため、それぞれの梱包方法や運び方には細かな注意が必要となります。これらの仕事は、私たちが日々何気なく手にしている食品や日用品などが、正確かつ安全に供給されるためになくてはならないものです。貨物の引き受けや保管、搬送、引き渡し以外にも、貨物ターミナル地区では様々な人が働いています。外国で製造された品物の輸入許可を得るための点検作業や、通関に必要な書類の作成も行っているそうです。成田国際空港は日本における空の物流の要であることがよく分かりました。
航空貨物を管理する倉庫は、成田国際空港内だけにとどまりません。学生たちは空港の外へ移動し、芝山エリアにある物流倉庫を見学しました。ここでも空港内の貨物ターミナル地区と同じように貨物が管理され、国内の様々な場所へ届けられていました。今回は国際航空貨物取扱業務を中心に見学しましたが、これらの事業の他に、成田国際空港旅客ターミナル内の手荷物宅配カウンターで、お客様の荷物のお預かりや引き渡しを行う業務なども行っているそうです。
海外との貿易がますます活発化する現代において、航空機は物流の主役として集中輸送を担っていると言われています。空港で私たちがよく目にするCA(キャビン・アテンダント)やGS(グランド・スタッフ)などの職業の他にも、多種多様な職業が存在することを学ぶことができたのではないでしょうか。これらの仕事は縁の下の力持ちとして、私たちの生活に密接に関わっています。学生たちはあと4日間のインターンシップを通して、航空業界や物流業界(国際物流・貿易)への理解をさらに深めることが期待されます。
報告:IR・広報室