- フリースクールは、不登校の子どもたちにとって「安心で楽しい居場所」である。
- 困った時に保護者と一緒に考えていく姿勢が大切である。
- ネモネットでは、仲間との関係づくりや自分でやりたいことを見つけることも重視している。
- 住んでいる地域によって、選べるフリースクールや支援の選択肢が限られることが課題と感じた。
- 学生は、学校へ戻すことだけを目的にせず、子どもと保護者に寄り添える教員を目指したいと考えた。
20秒でわかるこの記事のポイント
第7回は、NPO法人ネモ ちば不登校・ひきこもりネットワークの松島裕之さんをお招きして、フリースクールについてご講話をうかがいました。同法人のホームページに、松島さんの自己紹介として、
(「NPO法人ネモネット」ホームページ: https://nponemo.net/freeschool_nemo/introduction/staff/)
とあります。ご自身が不登校を経験されていたということ、学生にとっては自分が学校教員になった時に必ず直面する問題であることから、いつも以上に聞き入っていた様子がうかがえました。ご講話の後の質問の時間にも学生からの発言が次々にあって、講義時間を少しオーバーしてしまいました。
ご講話の最後に松島さんより、ボランティアとして参加はいつでも歓迎、単発でなく、3ヶ月程度は継続して関わってほしいというお話しもありました。学生が不登校児童生徒への向き合い方を、自分自身の問題として捉え続けていってくれたらと思いました。代表学生によるレポートです。
(教育学部長 伊坂淳一)

受講した学生のことば―子どもと保護者に寄り添うフリースクールの役割
子どもたちにとっての「安心で楽しい居場所」
私たちは今回、ネモネットの松島裕之さんから、「フリースクール」についてのご講話を聞かせていただきました。フリースクールとは、不登校になった児童生徒を預かる場所であり、松島さんは「安心で楽しい居場所」にするとおっしゃっていました。私は自分が将来、教員になるうえで、不登校になってしまった子どもたちに新たな道を示すことができるとても貴重なお話だと思いました。
子どもと保護者とともに解決を考える支援
お話を聞いて印象に残ったことは、松島さんがおっしゃっていた、「困った時にすぐに解決しようとするのではなく、保護者と一緒に考えていく」という言葉です。子どもだけでなく、保護者の方も不安や悩みを抱えているので、一方的に解決策を押し付けるのではなく、一緒に解決していこうとすることが大切だということを学びました。
ネモネットはそこで勉強を教えることよりも、自分たちで仲間との関係づくりをすることや、自分で自分のやりたいことを見つけて、自分たちで行っていくことを重視している場所だということをおっしゃっていました。そこから、フリースクールはスクールによってさまざまな特徴をもっているが、自分の住んでいる地域によって、選択できるスクールの選択肢が限られてしまうことが課題だと感じました。住んでいる場所によって選べる支援が変わることなく、どの地域の子でも保護者が安心して相談できる環境を整えていくことが必要だと思いました。

子どもと保護者の気持ちに寄り添える教員に
将来、教員になった時には、不登校になってしまった子どもたちを学校へ戻すことだけを目的にするのではなく、その子や保護者の気持ちに寄り添える教員になっていきたいと思いました。

