千葉県教育庁の渡先生の「千の葉の先生になる」というご講演を聞き、教員という職業の魅力や千葉県で教員になることの素晴らしさについて、あらためて多くのことを学びました。特に心に残ったことは「教員という職業は最高である」というお言葉です。
これまで教員は、子ども一人ひとりの成長を支えるやりがいのある仕事であるという一方で、責任が重い、大変な職業というイメージをどこかで持っていました。しかし、ご講演を通して、責任が重いからこそ大きなやりがいや面白さが生まれ、それを乗り越えた先にある、子どもの笑顔や成長の喜びは何ものにも代えがたい価値があるものだという思いに浸ることができました。また、現在の学校現場では福利厚生や働き方改革が進められ、より働きやすい環境が整えられつつあるということを知り、将来に向けて大きな安心感を持つことができました。
特に印象に残ったのは、当時、学級担任をしていた渡先生に、教室の学級文庫に漫画本を持ちこみたいといってきた児童に対する向き合い方でした。頭ごなしに否定せず、「漫画本を持ち込むなら理由や工夫があればいいよ」と認め、それに応えて子どもが必死に工夫したというお話に、深く感銘を受けました。先生のこの柔軟な対応は、単に甘やかすということではなく、子どもの主体性を引き出す、多角的なアプローチなのだと感じます。児童の言葉を拒絶するのではなく、それを信じて、常識とは異なる別の視点を示すことで、子どもとの間に強い信頼関係を生みだし、子どもたちの本質的な成長を促すことができるのだということに気づかされました。

