- 教育学部の授業「教育の視野を広げる」第2回で、NPO法人多文化フリースクールちばの講演。
- テーマは、外国につながる子どもたちへの日本語学習支援や進路支援。
- 千葉県では、日本語指導が必要な児童生徒が増えており、支援の必要性が高まっている。
- 多文化フリースクールちばでは、高校進学を目指す子どもたちに、日本語や教科を学ぶ機会を提供している。
- 学生たちは、家庭や学校以外に安心して過ごせる「第三の居場所」の重要性を学んだ。
20秒でわかるこの記事のポイント
教育学部の「教育の視野を広げる」の授業では、学校や子どもたちを支えるさまざまな仕事への理解を深めるため、毎回ゲスト講師を招き、現場での実践や思いについてお話しいただきます。
2026年4月21日の第2回は、NPO法人多文化フリースクールちば代表の白谷秀一さんをお招きし、日本語を母語としない親と子どものための支援についてお話しいただきました。同法人は、外国につながる子どもたちの学びと進路を支える団体です。日本語を母語としない子どもたちが、高校進学を目指して日本語や教科を学べる場を提供しています。
受講した学生のことば―多文化社会の中で必要とされる居場所
外国につながる子どもたちの学びと進路を支える
日本に住む外国人が増えてきていますが、その中には日本語を喋ることができない人も多くいます。千葉県における教育状況として、日本語指導が必要な児童生徒数が2014年は1,040人だったのに対し、2023年は約3倍の3,381人に増えているそうです。だからこそ、多文化フリースクールちばのような教育を行ってくれる場所があることはとても素晴らしいことだと思いました。
多文化フリースクールちばが果たす重要な役割
2002年から日本語を母語としない親と子どものために千葉県における入試制度と学校案内をすることを目的とした進路ガイダンスを行っており、現在ではガイダンスに参加できなかった人に対してホームページでも情報提供をしているそうです。千葉県は他の県と比べ少数言語を使う外国人が多いという特徴に対応して、16というたくさんの言語を準備していると聞き、とても驚きました。
問題としては、中学校は卒業しているが、日本語ができないために高校に進学できなかったり、働きたくても就労不可の「家族滞在ビザ」のため働けなかったりすることだそうです。しかし、親の事情で来日している人も多く、その人は日本語の勉強に対してモチベ―ジョンが低い傾向にあることを知りました。それをサポートするためにも、多文化フリースクールちばが行う活動が、とても重要であるのだと考えました。

誰にとっても必要な、家や学校以外の安心できる場所
今回の講話で心に残ったことは、「第三の居場所」が必要だということです。前回の一般社団法人Spice 代表理事の小牧瞳さんの講話でも、「第三の居場所」のお話をされていたので、日本人にとっても外国人にとっても、家や学校以外の安心できる場所がそれぞれ必要であって、今よりもっと増やしていかなくてはいけないのだと思いました。また、そういった場所を作ったり、運営していったりするためにも、お金が必要になってくるのだと改めて感じました。
