次に、これまでの経験をふまえ、成田国際空港株式会社(NAA)とはどのような会社なのか、新型コロナウイルス感染症の影響、さらにこれからの具体的な成田空港の機能強化についてなど、成田空港の歴史や地域共生の概念も含め、わかりやすい説明が続きました。このグラフは、首都圏空港の機能強化(発着容量)についての資料です。C滑走路の供用後は、成田空港の年間発着容量が50万回となり、羽田空港と合わせて100万回に達する予定です。今後の成田空港の重要性がよくわかります。

10月23日(水)、「千葉県の産業と行政」の授業では、2人目の外部講師として、成田国際空港株式会社のグループ会社である、NAAセーフティサポート(NAFS)の阿部克部長が登壇しました。最初にNAFSの業務についての説明がありました。
同社は空港の安心と安全をセキュリティとサポートの両面から主に9つの業務を担い、24時間365日、成田空港の安全安心を守るプロ集団です。空港を裏側で支えなかなか表には出てきませんが、ドラマのワンシーンのような「かっこいい」と思わせる仕事もあるようです。
次に、これまでの経験をふまえ、成田国際空港株式会社(NAA)とはどのような会社なのか、新型コロナウイルス感染症の影響、さらにこれからの具体的な成田空港の機能強化についてなど、成田空港の歴史や地域共生の概念も含め、わかりやすい説明が続きました。このグラフは、首都圏空港の機能強化(発着容量)についての資料です。C滑走路の供用後は、成田空港の年間発着容量が50万回となり、羽田空港と合わせて100万回に達する予定です。今後の成田空港の重要性がよくわかります。
以下が「新しい成田空港構想」の方向性として示されている4つの柱です。
これらの詳細についても、専門的な資料が提供され、とりわけ「エアポートシティ」というキーワード印象的でした。フィンランドのヘルシンキや韓国の仁川など、エアポートシティとして知られる事例が世界中に存在します。成田空港の機能強化も周辺のまちづくりと共に、国家戦略とも言える大掛かりなプロジェクトなのです。履修生の多くも、この壮大なプロジェクトを簡潔かつわかりやすい説明で、総合的に理解できたことでしょう。
授業終了後はお昼休みでしたので、引き続き副専攻エアポートNARITA地域産業学の第5回学生ミーティングを実施しました。4月から空港グランドスタッフとして勤務予定の4年生が司会を進行し、就職活動について参加者に披露してくれました。お昼休みを利用した20分間という短い時間ではありましたが、1年生も多数参加し、阿部部長からNAFSのより詳細な説明を興味深く聞いており、その後質疑応答も活発に進められました。阿部さん、本当にありがとうございました。
2025年4月から情報マネジメント学部が新設され、国際学部の観光マネジメントコースはそのまま情報マネジメント学部に引っ越します。本記事にもあるように、成田国際空港の更なる機能強化に向けて、成田国際空港の人材確保、空港周辺の地域づくりもより具体的に協議されています。運輸・観光を専門とする教員も増員しますので、これらの動きと連動しながら人材育成を進めていきます。ぜひ情報マネジメント学部で一緒に学びましょう。