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学生たちといっしょにチャリティバザーを実施しました

敬愛大学職員 オルガさん

2022/08/10

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以降、ウクライナ市民数百万人が家を失い、500万人以上が国外に逃れ、数多くの人々が犠牲者になってしまいました。残念ながら緊張状態は現在も続いています。ウクライナで実際に起こっている事をできるだけ多くの人に知ってもらいたいため、私は敬愛大学内外でウクライナの状況について講演し、戦争の中でいかに避難が困難な事だったのか自分の体験を伝えてきました。

そんなウクライナの状況を知った学生たちから「ウクライナの人たちのために支援したい」、「ウクライナ人のために私たちができることはありますか」などの声が挙がってきました。そのような後押しがあり、学生の協力を得て敬愛大学でウクライナ支援チャリティバザーを実施する事を決断しました。

ウクライナの人たちを支援する方法は様々ありますが、私たちは募金活動とチャリティバザーを実施することにしました。お金の寄付ならば幅広い用途に使えるので、寄付先の団体がそのとき必要な支援へ利用できます。

チャリティバザーを企画した最初のミーティング

学生や先生、息子の同級生も手伝ってくれました

私たちはまず、参加希望者の名簿をつくり、チャリティバザーのため品物を集め始めました。次にチラシ作り、計画書づくり、募金箱づくりなどの分担責任者を決めました。

高田ゼミの学生がウクライナ国旗と同じ色の輪ゴムを使ったブレスレットを手作りして、先生方も珍しいものや外国旅行で買ったお土産など持ってきてくれました。さらに身近な人たちに呼びかけて、バザーの品物を集めました。私はバザーで学生たちや先生方にウクライナ料理を食べさせてあげたかったのですが、新型コロナウィルス感染拡大のため、またの機会にしようと思います。

息子と同じ小学校に通っている子供たちも協力してくれました。折り紙や青と黄色リボンでウクライナの色のお花やハート、リボン、髪飾りなどを折ってくれました。何度もみんなで集まって話し合い、不明な点があればSNSでやり取りをしてすぐに解決していきました。だんだんと学生の皆さんの熱意ややる気が盛り上がってくるのを感じました。イベントの流れを考えて、会場を決め、イベントの宣伝を始めました。チラシが出来上がったら大学内で学生に配り、掲示板に貼っておきました。すべての準備が終え、いよいよ本番を迎えました。

今回は小規模なリハーサル!秋には大規模にチャリティ活動を実施

7月上旬の4日間、ウクライナ支援チャリティバザーを無事開催することができました。多くの先生方と学生たちが品物を買ってくれたり、さまざまなお話をしたり、品物を提供してくれた先生からその品物の由来について面白いお話を聞いたり、いろいろな人と交流した有意義な時間でした。4日間で集めたお金は日本ユネスコ協会を通じてウクライナで困っている人まで届きます。少しでもウクライナ難民の力になるとうれしいです。

私たちはこれで終わるつもりはありません!秋には大学外での募金活動やもっと大規模にチャリティバザーを開催する予定があります!「困ったときはお互い様」という言葉のように、お互い支えあう社会になればと願うばかりです。

 

 

ウクライナ支援のチャリティーバザーを開催 ウクライナの人道支援のために チャリティ活動の計画を立てました