企画を行う前に、子どもたち同士やスタッフと子どもたちが打ち解けるため、「スリッパリレー」を行いました。これは、2チームに分かれ手を使わずに隣の人にスリッパを履かせる早さを競うゲームです。子どもたちは、チーム内で声を掛け合いながら、相手チームより早くゴールを目指していました。チームの中にスタッフが1名ずつ混ざり協力することで、企画を行うための良い雰囲気づくりを行うことができました。
教育ボランティアサークルIrisは、10月26日(土)に10月企画「Moon Light〜夜を楽しもう〜」を参加スタッフ5名、参加児童15名で実施しました。今回の目標は「① 身近なものでランタンをつくって防災に対する意識が高め、非常事態にも対応できるようになる。② 美浜区の昔の地形を学ぶことで、伝統的行事の誕生と継承について理解し、地域の歴史に関心を持つ。③ 知らない生き物を想像して形にする活動を通して自由な発想を磨く。」です。それを踏まえて、10月企画に臨みました。
アイスブレイク「スリッパリレー」
Part.1 トラケナーってなんだろう?
1つ目の企画では「トラケナーってなんだろう?」というテーマで紙粘土を使った工作をしました。これは、それぞれの子どもたちが想像した「トラケナー」という生き物を紙粘土で作るというゲームです。想像したトラケナーを子どもたちなりに表現しており、様々なトラケナーが完成しました。また、作ったトラケナーの発表の際には異学年での交流を行うことができたため良い雰囲気で発表会ができました。
Part.2 美浜区の歴史&ペットボトルランタン作り
2つ目の企画の導入として、「美浜区の歴史」について学びました。多くの子どもたちも知っての通り、もともと海だった場所を埋め立てて、今の美浜区ができたという話を子どもたちに伝えました。加えて美浜区の伝統行事である夜灯についての説明をした際には、子どもたちは真剣な眼差しで話を聞いていました。
2つ目の企画では「ペットボトルランタン」を作りました。これは、ペットボトルに色水を入れ、表面に装飾をした後、底にライトを照らすというものです。装飾するためのシールなどに限りがあったにも関わらず、上級生が下級生の面倒を見て声をかけながら活動していたため、トラブルなくスムーズに企画を行うことができました。素晴らしい子どもたちの姿を見ることができ、私たちスタッフは企画のやりがいを感じることができました。最後のまとめで子どもたちは、ペットボトルランタンが災害の時に使えることを知って驚いていました。子どもたちの防災に対する意識も高めることができました。
企画を終えて
今回の企画では、児童から「トラケナーを作るのが楽しかった」や、「ペットボトルランタンが防災に役立つ」というような感想を受けました。これらの感想から、想像したものを表現する力をつけたり身近なもので防災に対する意識を高めたりすることができたのではないかと思います。今回の企画で学んだことをもとに、次回の企画はより良いものを作ることができたらと思います。