敬愛人

敬愛大学で輝く「人」「学び」を紹介

STUDENTS&GRADUATES

敬愛大学の先輩たち

千葉県の小学校教員採用試験合格者へインタビュー

国際学部(現教育学部)こども教育学科 4年 K. Aさん

船橋市立船橋高等学校 出身

2023/03/02

小学校教員になりたいという夢を持ってこども教育学科に入学し、小学校教員採用試験に見事合格した在学生にインタビューをしました。大学での4年間をどのように学び、過ごしたのでしょうか。

こども教育学科に入学しようと思ったきっかけ

教員になるための学びだけでなく、英語教育も充実していることに魅力を感じたからです。高校英語の授業が楽しかったことがきっかけで、英語が好きになりました。小学校教員の免許が取れるだけでなく、語学力の向上も目指せる大学を探していたところ、敬愛大学を見つけました。入学後は語学留学に行ったり、ボランティアで英語を使う場面がたくさんありました。また、それらの報告を英語でする機会もあったため、思い描いた通りのことを学べたと思います。

1年次から、ボランティアなどの課外活動に参加

入学したばかりの頃は、大学生活に慣れることに必死でしたが、授業だけでは経験できないことをしたくて、友人とボランティアにたくさん参加しました。中でも、2020パラリンピックでの車椅子フェンシングのサポーターボランティアが印象に残っています。初めて知った競技でルールも知りませんでしたが、高校までずっとバレーボールをしてきたので、スポーツ選手を支えることに興味がありました。事前研修では、車椅子の取り付けから取り外しまでをやってみたり、車椅子に乗って選手の方がどう感じるかを体験できました。パラリンピックの期間中は選手の近くでサポートをすることができ、担当であったハンガリー代表の選手は最終日に銀メダルを獲得しました!私への御礼と共にメダルをかけてくれ、国を超えて喜びを分かち合えたことは、今でも忘れられない思い出です。

 

2年連続で参加した震災学習スタディツアーでは、東日本大震災の被災地を訪問しました。現地の方々が復興に向けて何を思い、どのように行動してきたのかを、様々な場所で聞くことができました。津波の被害に遭い、多くの児童が亡くなった大川小学校を訪問した際、語り部である鈴木さんから聴いた、「教員が子どもと同じ避難解釈を持っていないといけない」という言葉が、小学校教員を志す私の心に残っています。ここで経験したことや聴いたこと、見た景色を、今度は私が児童に伝えていくことで、2年間の経験が生かされるのではないかと思います。

震災学習スタディツアーの様子

多くの実りがあった教育実習

3年次に臨んだ教育実習では、1年生のクラスを担当しました。技術や経験のある先生方と児童たちとが関わる様子を見て、多くの気づきを得ることができました。1年生のクラスは授業以外での指導もたくさんあり、毎日が予想外で楽しかったです。児童にとっての学校は、授業以外でも「学ぶ場所」であると実感しました。また、児童と教師だけでなく、教師同士でのコミュニケーションも大変重要であることを知りました。私自身も授業からだけでなく、身近なことからも学びを広げ、学校生活を楽しく過ごせるようにしたいと強く思いました。学校現場に出る前の貴重な時間だったと思います。

教員採用試験に臨む

4年生になると、教員採用試験合格のための勉強に全力を注ぎました。小学校教員になるためには、この試験を突破しなければなりません。将来の夢を実現するために必須となる試験が近づいてくる感覚に焦りながら、仲間と一緒に切磋琢磨しました。筆記対策では、教職センターにある過去問題集を利用し、何度もチャレンジしました。試験対策をしてくださる先生方や、すでに教員になった先輩方からは、たくさんの指導やアドバイスをいただきました。理解が深まった箇所は仲間同士で共有し合うことができる環境にも、とても助けられました。

山口ゼミの仲間たちと(K.Aさんは後列中央)

チャレンジをし続ける教員になりたい

合格後は、今しかできないことがしたいと思い、オーストラリアへ6週間の語学留学をしました。現地では1クラス15人程度の語学学校で学びました。英語に関する授業を、全て英語で受けるものです。ゲームなどのアクティビティを通して学ぶこともあり、これから小学校で英語を教える際に使えそうな知識がたくさん身につきました。生徒は様々な国からの留学生なので、英語での意思疎通の他には、笑顔やジェスチャ―などによるコミュニケーションの大切さを学びました。

 

留学は思い切った挑戦でしたが、この経験から「チャレンジし続ける教員になる」という目標が定まりました。1日の大半を学校で過ごす児童たちは、「初めてのこと」に出会う場面が、大人の私たちよりも多いと思います。それらに対して尻込みせず、チャレンジ精神を持ってほしいと思っています。私が挑戦する姿を見せることで、成長のきっかけを与えることができたらと思います。

 

私はこども教育学科で、挑戦したいと思ったことについて相談できる先生方や、それらを応援してくれる仲間に出会うことができました。また、サークルやボランティアで得た経験は、教員採用試験で自分の強みとなりました。これから小学校教員を志す皆さんも、敬愛大学で良い経験ができることを願っています!

教育学部の紹介 教職センターの紹介