AI・データサイエンスに将来性を感じて、学んでみたいと思ったことがきっかけでした。経営学を学ぶ中で、会社の戦略立案や組織の意思決定にデータが重要な役割を果たしていることに気づき、関心が深まりました。3年次に参加したインターンシップ(就業体験) では、実習先の企業の方から「営業職に大切なのはデータである」ということを教えていただきました。必要なものは、バイタリティやコミュニケーションの力であるとばかり考えていましたが、自社の強みや顧客の特徴をデータから分析して、意味のある情報を読み取るという考え方を知ったことで、さらに学ぶ目的ができたように思います。
副専攻「AI・データサイエンス」を学ぶ学生
「文系の大学でAI・データサイエンス?」と疑問に思う方はいませんか。敬愛大学の学生たちは、副専攻「AI・データサイエンス」をなぜ学んでいるのでしょう。また、どのような授業を受けているのでしょう。学生に聞いてみました。目的を持ちながら、楽しく学んでいる様子が伝わってきます。
副専攻「AI・データサイエンス」を学んでいる理由を教えてください
特に印象に残っている授業はありますか
現在、学んでいる「社会調査実習」が印象的です。この授業では、実際に学生自身が調査票(アンケート) を作成し、調査票の配布と回収、データの入力、分析、報告までを行います。社会調査における一連の流れを学ぶことができます。自分の知りたいことを「どのようにして知るか」という方法を学んでいるのだと思います。今回の調査では、「スマートフォンの利用時間と学力には関係があるか」という問いを調査してみたいと考えています。「マーケティングリサーチ」や「観光マーケティング調査」の授業でも、実際にデータを使って分析をする方法が学べるので、実践的でとても役立ちます。「データを扱う力」「データを読む力」を身につけたいと思っています。
この副専攻はどんなところがお勧めですか
専門的な統計学の知識が身につくことはもちろん、データ分析の際に必要な表計算ソフトや統計ソフトの操作方法も学べるところがお勧めです。また、所属する学部学科の専門性と関連して、データをどのように活用していくかといった考え方を学ぶこともできます。経営学科であれば、企業にとって重要な情報として、人やモノ、お金の流れがあります。データを使ってこれらを分析できるようになれば、将来の仕事はきっと楽しいと思います。