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敬愛大学の先輩たち

中学校教員(社会)採用試験
合格者からのメッセージ

経済学部 経済学科4年 H.Iさん

千葉県立市川昴高等学校 出身

2020/02/19

経済学科で中学校・高等学校の社会科教員の免許資格を取得し、千葉県の中学校の採用試験に現役合格した4年生の井原弘さんにインタビューを行いました。(2019年2月)

中学校・高等学校の教員を目指したきっかけを教えてください。

中学校3年生の時、担任の先生から「教員に向いている」と言われたのがきっかけです。人への気遣いを大切にしていたので、そのような点が先生に向いていると見られたのだと思います。また、高校の先生が、頑張っている生徒と一緒に課題に取り組んでくれるのを見て、自分もそのような先生になりたいと思ったからです。敬愛大学には、社会科の教員免許が採れる教職課程があり、経済学の専門知識も社会科の勉強に役立つと思い、入学をしました。

教員採用試験を受けるためにどのような準備をしましたか。

1次選考で課さられる筆記試験への対策が必要だと思い、過去問題を徹底的に勉強しました。社会科は、日本史、世界史、地理、倫理、政治経済といった広い範囲から出題されるため憶えることが多く、勉強が大変なこともありました。平日は、所属ゼミの小山先生に夕方から夜まで親身に指導をしていただきました。休日は、自宅で10時間の自習をして、先生の期待に応えられるよう頑張りました。採用試験で出題されるポイントを的確に教えいただいたことはもちろん、教壇に立った時に困らないよう全範囲を勉強させてくだった配慮にとても感謝しています。二次試験で課される個人面接や模擬授業の対策も先生と一緒に行い、十分な準備をして本番に臨むことができました。

4年間の学生生活の中で、どのようなことに取り組みましたか。

「ありがとう」と言える人になりたいと思い、友人とのコミュニケーションでも積極的に感謝の言葉を伝えるよう心がけました。また、人の見ていないとろでも、皆が気持ちよく過ごせるよう小さな気遣いを実践していくことを大切にしました。「ありがとう」や気遣いが友人たちの間にも広まり、大学生活がより充実したものになりました。

「哲学概論」の授業では、難しい問題を諦めず、誠実に問題に向き合い考え抜くことを教えられました。「米中貿易摩擦 -日本への経済的影響-」をテーマに取り組んだ卒業論文は、色々な授業で学び取ったことの集大成でした。

これからどのような先生になりたいと思いますか。

人を気遣うことができ、「ありがとう」と言える学級を作れるようになりたいです。一方で、時には厳しく叱ることもできる先生として、生徒のお手本になれるよう人間性を磨いていきたいです。叱ることは勇気がいることで、今の自分には大きな課題だと思います。卒業後は教員として勉強をし続け、自分の目指す教員像に近づいていきたいです。

敬愛大学に入学を志す高校生にメッセージをお願いします。

「ありがとう」を素直に伝え、小さな気遣いを実践してみてください。きっと、たくさんの友人ができ、思い出に残る大学生活になるはずです。将来の目標が決まったら、勉強する覚悟を決めて、実現のための努力を最大限にして欲しいと思います。それを応援してくれる先生や仲間がいます。

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