成田空港の3つの旅客ターミナルを順番に見学しました。各ターミナルで、出発ロビーと到着ロビーの構造を確認するとともに、グランドスタッフ、保安検査、免税店、両替をはじめ、旅客ターミナルを支える数多くの職種やビジネスの理解に努めました。見学・展望デッキでは、管制塔、ランプコントロールタワー、給油施設など、空港の運営に不可欠な重要な施設について確認しました。
コロナ禍で中断していた国際学部の人気プログラム「成田空港見学」を再開しました。今年度は春休み中に3週に渡って実施し、21名の学生が参加しました。
第1回見学「旅客ターミナルを知る」
第2回見学「成田空港と航空機の歴史、メカニズムを知る」
航空科学博物館、空飛ぶ学び舎ラボ、空と大地の歴史館の隣接する3施設で学外学習をしました。航空科学博物館では航空機の歴史やメカニズム、キャビンやギャレーの構造などを学び、空飛ぶ学び舎ラボでは中西先生(特別講師)から機内食の知識、客室乗務員(CA)の保安・サービス両業務のポイントをご指導いただきました。空と大地の歴史館では、同館スタッフの方から成田空港開港に至るまでの歴史を教えていただき、成田空港は地元との共生が特別大事な空港であることを改めて心に刻みました。
第3回見学「航空物流の役割と業務を知る」
貨物地区を見学しました。成田空港は貨物取扱が日本一の空港です。空港南部貨物地区のNCA Japan㈱(NCA(日本貨物航空)グループ)にて貨物取扱の現場を見学しました。輸出事務棟および輸出上屋(うわや)、輸入事務棟および輸入上屋を見学した後、ランプ(駐機場)にも入場させていただき出発間際の貨物専用機(B747-8F)の様子を間近で見学することができました。「航空物流論」担当の柴田先生(非常勤講師)にご協力いただいた他、国際学部土弘教授にもご指導いただきました。
参加学生の感想
・実際に現場を目で見て話を聞いているうちに、一括りに成田空港で働くといっても、たくさんの業種、職業があることがわかり、さらに空港に興味が湧いてきた。働く人々の顔が活き活きとしていて、やりがいが感じられ、空港で働きたいと思った。語学力の向上やホスピタリティの勉強など、今自分に出来ることを頑張ろうと思う。(2年生)
・改めて空港の中や仕事を間近で見ることができて本当に勉強になった。最大の収穫は旅客機や旅客ターミナルが全てではないとわかったことだ。貨物の仕事にとても興味が湧いた。今後は就活に向けて、空港のさまざまな仕事の種類を調べたり、英語学習に力を入れるなど、将来のために必死に頑張っていきたい。(1年生)
・空港に必要な様々な職業を自分の目で見られて、また成田空港の深い歴史も学べて、とても貴重な体験となった。空港ビジネスで1番大切なことはチームワークだと感じた。人や貨物を運べるのも、色々な職種の人が連携しているからこそだとわかった。今回の経験をこれからの学校生活や勉強に活かして行きたい。(1年生)
報告:国際学部 織井啓介