副専攻「エアポートNARITA地域産業学」第8回学生ミーティングを2月14日(水)に実施しました。今回は航空会社でキャビンアテンダント(CA)として活躍中の岩元千華子さんと、国際学部4年生でバレー部に所属しながらも文武両道を実践し、複数のホテルから内定を得た加藤希紗さんをゲストに迎え、就職活動のコツを聴きました。いよいよ就職活動のはじまった3年生から強い要望があり実現した企画です。
キャビンアテンダントの岩元さんのお話
当日は、岩元さんが持参したお菓子を食べながらなごやかな雰囲気の中で進行しました。岩元さんからは、CAの勤務状況はなかなか忙しいこと(航空会社にもよりますが、ひと月に滞在先で8~10泊する)と、そして何よりも「どんな風に働きたいか」、「何がしたいか」、「大切にしたいことは何か」の3点において、自身と向き合い追求していくことの大切さを教わりました。
また、履歴書の証明写真についてもアドバイスがありました。第一印象をより良くするため、しっかりとしたスタジオで証明写真を撮るべきだと岩元さんは言います。実際に岩元さんが使用した証明写真を見せてもらうと、学生たちは納得の表情を浮かべていました。
ホテル業に内定を得た4年生、加藤さんのお話
加藤さんは4月から、コロナ禍で一度も赤字を出さなかった、日本で一番客室数の多いホテルグループに就職を予定しています。
加藤さんは、就職活動を始めるにあたって、キャリアセンターをどのように活用し、自分のやりたいことを実現していったかについて、順序立てて説明をしてくれました。特に、メイクアップ講座で学び、自分の印象どのように良く見せていったか、キャリアセンターのキャリアコンサルタントにどのように相談していったか、など具体的な説明があり大変参考になりました。
加藤さんと言えば、3年次に何か資格を取りたいと相談してくれたので、学内で受検できる世界遺産検定3級の受検を勧めたところ、すぐに問題集と参考書を購入して取り組んでいたことを思い出します。その集中力の高さと、学内の誰よりも高得点で合格したことも、自信につながっているのではないかと感じています。
軸がぶれていなければキャリアアップは可能!
コロナ禍もあり、航空業界も宿泊業界もまだまだ人員が不足しています。岩元さんは、新卒で働いていた会社から、夢であったCAを目指し、契約社員として転職、その後、別の航空会社の正社員としてさらに転職しました。それでもやはり国際線を飛びたいと思う気持ちが強く、今回、新規就航した国際線中心の航空会社のCAとして転職を決めています。これからのキャリアパスは、軸さえぶれなければ、いくらでも可能性に満ちていることがわかります。就職活動で悩んでいる3年生は勇気をもらったことでしょう。
新卒で就職できる機会は人生でただ一度きり。とことん自己分析を進め、企業研究をし、自分にとってベストな進路を、4年生のできれば前期中に選択してもらえればと願っています。
報告:国際学部 教授 三浦 知子