ゼミではどのような活動をしていますか
私たちが普段消費している商品の開発・販売に関わる様々な問題について研究します。各自が興味を持った不思議な現象について調べ、みんなの前で発表します。その内容についてディスカッションし、問題となっている現象の解明のためにどのような課題を設定すべきか、何をどう調べるべきか、調べた内容をどう論理的に整理していくかについて、幅広く学びます。
例えば、みなさんは、ユニクロやGU、ZARAのようなお店で洋服をよく買いますよね。こういったお店はSPA(製造小売り)と言いますが、「SPAブランドがなぜこんなに売れているんだろう?」と不思議に思ったら、その理由を明らかにするために、SPAのビジネスモデルについて詳しく調べていくことも可能です。
最初はみんなの前で発表したり、発表者の研究について質問したりすることがとても難しく感じるかもしれませんが、みんな徐々に慣れていきます。半期、あるいは、1年経つとみんな積極的にディスカッションに参加できるようになります。
どのような学生を求めていますか
以下の指導方針に共感できる学生を歓迎します。
金ゼミでは、みなさんに、2つの力を身につけてほしいと思っています。第1に、「論理的に考える力」です。そのために、不思議な現象が「なぜ」起こっているのか、とことん考えてください。第2に、「コミュニケーションする力」です。みんなでディスカッションすることで、多様な考え方に接することができます。積極的に発言し、お互い刺激を与えあう関係を築いてください。
ゼミで研究を進めるためには、WordやExcel、PowerPointを使いこなすスキルも必要です。これらの基本スキルは1年次に習得していると思いますが、まだ不十分だと思う人はゼミで積極的に学んでください。
先生の専門分野について詳しく教えてください
商業集積の研究をしています。複数の小売店舗やサービス業の店舗が集まっている商業集積は、銀座や原宿のように大規模なものから地元の商店街のように小規模なものまで、様々な規模・品揃え・サービスのものがあります。どのようなタイプの商業集積であれ、その直面する商業環境に合わせて柔軟に変化することができなければ生き残ることはできません。しかし、変化は容易ではないので多くの商業集積はやがては衰退していきます。このような中で長年持続している商業集積を取りあげ、その変化がなぜ可能だったのかについて研究しています。
先生について教えてください
旅行が好きです。コロナ禍前は、ソウルや台北、シンガポールなどのアジアの都市、ローマやパリ、ハワイ、サントドミンゴ(ドミニカ共和国の首都)などの欧米の都市を旅行しました。みなさんも、千葉や日本に留まらず、視野を広げていろんな国・地域を旅行してみてください。多様な文化・価値観が存在することに気づくきっかけになるかもしれません。
最近は、インドア派です。音楽を聞きながらモーニングコーヒーを楽しんだり、読書を楽しんだりしています。アクセサリー作りも好きで、材料を購入して作ることもあります。というか、いろんな種類の材料を見ているだけで楽しいです(笑)。