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経済学科ゼミ紹介vol.01

経済学部 経済学科 渡辺 智之 教授

2023/11/20

ゼミではどのような活動をしていますか

  1. 大学は、学校教育の最終段階であり、大学を卒業後、ほとんどの学生は、社会人として自立して働いていくことになります。教育の重要な目的は、自分の力で生活していく術(すべ)を身につけてもらうことであり、そのためのサポートをします。特に、自分が行った調査・考察をとりまとめて、期限までに報告する能力を養うために、卒業論文作成の指導をはじめとするゼミでの教育を行います。
  2. 大学のゼミでは、答えの分からない問題について、自分でいろいろと調べ、考え、他の学生や教員と意見交換します。教員として最も嬉しいのは、学生が、卒業論文作成等を通じて、勉強の楽しさを自力で発見したときです。もし、自分が本当に興味を持って考え続けることのできる対象が見つかれば、勉強は、あまり金をかけずに一生涯楽しめる趣味になります。
  3. 大学における3年間のゼミでの体験が、各学生のこれからの長い人生にわたって役立つものとなるよう、教員としてできるだけの努力をします。

どのような学生を求めていますか

意欲と好奇心のある学生を求めます。勉強に対する強い意欲と好奇心さえあれば、たとえ高校までの学業成績があまり振るわなかった場合であっても、大学生活を通じて挽回することが十分可能です!

先生の専門分野について詳しく教えてください

専門分野は財政学ですが、主に、租税の研究をしています。租税の問題は、経済学・法律学・会計学等様々な学問分野の境界領域にあり、私は租税法の勉強も続けています。特に関心があるのは、情報技術の進展が税制に及ぼす影響についてです。国家の基盤である税制は、情報技術の発展に伴って、どのように進化あるいは弱体化していくでしょうか?また、税制には、独特のテクニカルな論点が多く、一旦ハマってしまうとやめられない面白さがあります。例えば、巧妙な租税回避を行う多国籍企業と各国の課税当局とのバトルを調べる中で、国家対企業というグローバルな問題と税制の詳細な実務的問題を同時並行的に考えることは、租税研究ならではの醍醐味です。

 

これまでの研究内容について、詳しくは下記をご覧ください。

https://researchmap.jp/read0211355/published_papers

https://researchmap.jp/read0211355/books_etc

先生について教えてください

京都市で生まれ、高校時代まで京都で育ちました。大学卒業後は、財務省に入省し、公務員として約20年働きました。その間、海外留学(プリンストン大学)や海外勤務(ワシントン・モスクワ)も経験しました。2002年に役所を退職し、一橋大学等を経て、2021年より敬愛大学で勤務しています。趣味は音楽鑑賞(クラシック等)や読書(SF等)といったごく地味なものです。

 

経歴等について、詳しくは下記をご覧ください。

https://researchmap.jp/read0211355

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