書写は国語の教科に含まれるそうで、小学校や中学校では必修科目となります。高校からは芸術科に含まれ、書道という名称に変わります。両者には以下のような違いがあるそうです。
書写:より良い文字の書き方を学び、日常生活に役立てること |
書道:様々な書体の文字で豊かに表現し、鑑賞すること |
また、小・中学校における書写の授業の時間では、以下のようなことを身につけることを目的としているそうです。
- 読みやすい文字を(正しく整えて)適切な速さで書く能力
- 目的や必要に応じて、効果的に書く能力
- 文字文化の豊かさの理解
- 書写の能力を学習や生活に役立てる態度
『国語科書写の理論と実践』(全国大学書写書道教育学会編、萱原書房、2020年、p.4より引用
特に1.に関しては、教科書にある綺麗な文字のお手本通りに書くことを目指すというよりは、自分の持つ文字の良さを活かして、読みやすい文字が書けるようになることを目指すことが大切です。