今年度は現役合格者数が過去最高の48名(小中高合算)となり、会場の教室には端から端まで合格者が並び立ちました。千葉県・千葉市の小学校教員採用試験の一般選考で合格した学生以外にも、東京都や茨城県、中学・高等学校の採用試験、大学推薦での選考など、多様な合格体験談を聴くことができるとあって、会場には多くの後輩学生が集まりました。
報告者5人は、それぞれ受験した自治体や受験種も異なりますが、体験談を聴くと、いくつかの共通する「合格へのキーポイント」があることに気付きます。
敬愛大学では、小学校や中学・高等学校教員の採用試験に合格した4年生が、教員を目指す後輩学生に対策方法を伝える「教採合格体験発表会」を開催しています。1年次からどのような経験を積んできたか、試験に向けてどのように勉強してきたか、実際の試験内容と対処方法などについて報告します。
今年度は現役合格者数が過去最高の48名(小中高合算)となり、会場の教室には端から端まで合格者が並び立ちました。千葉県・千葉市の小学校教員採用試験の一般選考で合格した学生以外にも、東京都や茨城県、中学・高等学校の採用試験、大学推薦での選考など、多様な合格体験談を聴くことができるとあって、会場には多くの後輩学生が集まりました。
報告者5人は、それぞれ受験した自治体や受験種も異なりますが、体験談を聴くと、いくつかの共通する「合格へのキーポイント」があることに気付きます。
第1に教職センターを遠慮することなく使うことです。東京都の小学校教員採用試験に合格したこども教育学科のYさんは、東京都の選考に詳しい田代 敏博 指導教員に作成した小論文を何度もチェックしてもらい、小論文の精度を上げていったそうです。中・高英語教員に合格した国際学科のFさんは、教職センターの学習室に毎日のように通いつめ、こども教育学科のSさんは面接対策で林 恵子 指導教員とのマンツーマン指導を重ねてきたとのことです。
教職センターには面倒見の良いベテランの指導教員が控えています。様々な自治体の過去問題や参考書が用意され、自由に閲覧できます。教職センターの山口教授は「教職センターを活用できた学生が合格を勝ち取っています。ぜひ後輩学生の皆さんも活用してください」と話しました。
第2に、早い時期からコツコツと勉強や実績を積み上げていくことです。余裕のある1~2年生の頃には、多くのボランティア活動に参加したほうが良いとSさんはいいます。Sさんは教育ボランティアIrisでの活動や不登校児童への支援活動が個人面接の際、話の種になったと振り返りました。
試験日から逆算して計画することも大切です。報告した学生たちは、3年時から本格的な試験対策を始めたと言いますが、教育実習などにより、なかなか勉強できなかった時期もあったそうです。そういったことも見越して、無理のない勉強時間で毎日続ける習慣をつけると良いでしょう。
第3に、教職を目指す仲間とともに対策することです。この点は5人全員が口をそろえて強調したことです。協力し合えば、さまざまな対策情報が入ってきます。また、面接や集団討議を仲間と共に練習することも有効です。筆記試験対策でも、集団で勉強会をすることで、励まし合いながら集中して取り組むことができたといいます。
こども教育学科では、互いに学び合い、練習し合う雰囲気が受け継がれてきました。ぜひ、この伝統を後輩の皆さんも受け継いでいって欲しいものです。