まず、千葉ステーションビル稲毛支店の三浦様と森岡様から、JR東日本グループの歴史と事業内容、ならびにプロジェクトについての説明を受けました。JR東日本グループでは、1次産業(生産)、2次産業(加工)、3次産業(販売)を掛け合わせ、地産地消商品を使った加工品を開発・販売する「6次産業化」を通して、地域を豊かにする数々の取り組みを行っています。
ペリエをはじめとした商業施設の活用など、駅を中心としたまちづくりから、地域活性化を目指しているそうです。千産千消プロジェクトも、その一環として企画されました。
ショッピングセンター「ペリエ」をはじめとした商業施設の開発及び運営を手掛ける株式会社千葉ステーションビル(JR東日本グループ)と、敬愛大学の学生による千産千消プロジェクトが始まりました。観光の機能や仕組みについて学ぶ国際学部 三浦ゼミ(2年)と、地域産業や起業について学ぶ経済学部 成松ゼミ(1年)の学生が、千葉県庁より提示された千葉県の課題を解決するための施策を検討します。「ペリエ稲毛千産千消フェア2022」に向け、千葉の魅力を伝え、ペリエ稲毛の活性化を図ることを目的とした産学連携プロジェクトです。
プロジェクトの概要と目的の説明
ちばの豚肉「チバザポーク」の認知度の低さを解決するためには?
「ペリエ稲毛千産千消フェア」に向けて、千葉県庁から提示された課題である「チバザポークの認知度の低さ」を解決するための施策を検討することが、千産千消プロジェクトのゴールとなります。千葉ステーションビル稲毛支店からのサポートを受けながらこの課題を解決し、千葉の魅力を伝え、ペリエ稲毛の活性化に繋げることのできる取り組みを考えることになりました。
チバザポークに関するグループディスカッション
プロジェクトの目的やゴールについての説明を受けた後は、グループに分かれて3つの問いに関するディスカッションを行いました。
・チバザポークを知っていますか? ・家族が買い物をするときに何について留意しますか? ・チバザポークについて調べて、認知度が低い理由を考えてみましょう |
グループごとに出た意見の共有
20分間のディスカッションを経て、それぞれのグループの代表者が発表を行いました。家族が買い物をする時は、価格や産地などを見るという意見が多く出ました。チバザポークを知っているという意見はほとんどなく、どうすればもっと知ってもらえるか?については様々な意見が出ました。
・SNSなどでもっとPRをしてみてはどうか ・豚肉を買うのは自分たちの親世代なので、その世代に最もPRできるやり方は何かを考えたい ・他の豚肉ブランドは〇〇豚という名称が多いので、名称がわかりにくいのではないか ・テレビ番組などでの取材が必要ではないか ・SNSでレシピを公開したりしてみてはどうか ・千葉県内はグランピング施設などがたくさんあるので、メニューとして観光客に提供してはどうか |
学生たちの発表を聞いた三浦様からは、ゴールや予算が限られているプロジェクトでは、どのような人たちへどのような宣伝をすることが最適なのかを考える必要があること、稲毛区の地域性や稲毛駅を利用する年代別人口など、様々なデータを踏まえて考えてみると良い気付きが得られることなどがアドバイスされました。
2023年3月に行われる「ペリエ稲毛千産千消フェア」に向けて、次回からは各ゼミごとに課題解決の方法を話し合います。中間報告や最終報告など、プロジェクト進行の様子は、引き続き『敬愛人』で紹介していきます。