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1年次キャリア科目「キャリアデザインを学ぶ」

業界・職種を考えるワークショップ ~ひとかじりのチョコレートが消費者に届くまで~

2022/07/01

敬愛大学では就職に必要なスキルを段階的に身に付けられるようキャリア科目を1年次から開講しています。1年次の「キャリアデザインを学ぶ」はキャリア科目群の序章となる授業です。卒業後の社会生活をイメージし、なりたい自分・ありたい姿を実現するために、具体的な計画を立てていきます。

複雑な要因を分析するために魚の骨?

6月28日(火)の授業では、「身近なチョコレートが消費者に届くまで、どのような業種と職種が関わっているか」という問いが掲げられました。学生たちは各グループに分かれて、制限時間内に調べ、ポスター発表をしなければなりません。ただし、今回はフィッシュボーン・チャート(特性要因図)を用いることが条件です。

フィッシュボーン・チャートは一般的には複雑な要因からなる因果の流れを階層的に整理するための図です。これをチョコレート業界のマッピングに利用するのは「一つの製品・サービスが市場に出るまで、いかに多くの業界と職種が関わっているか」を学生に知ってもらうという狙いがあります。

 

業界:どのような分野のモノ・サービスを売るかという区分(IT業界、金融業界など)

職種:会社でどのような仕事をするかという区分(営業、企画、経理など)

とにもかくにも1本線を描くところからスタート

グループで話し合いながら少しずつ進めていく

入学しておよそ3か月の1年生たちは、まだまだグループワークが不慣れな様子。最初は多くのグループがどのように進めていくか戸惑っていました。それでも話し合いの中で少しずつ方針が決まっていき、個人ワークを進めていくグループ、全体から大まかに作っていくグループ、順番に詳細を詰めていくグループと、さまざまなやり方が見られました。

  • いきなり詳細を書き込んでいくグループ

  • ポストイットで業界のまとまりを作っていくグループ

検討時間終了後、チームごとにポスター発表

制限時間がいっぱいになると、1年生たちはフィッシュボーン・チャートを壁に張り出し、グループ毎に発表しました。フィッシュボーン・チャートを使うと、農業、運送業、製造業、小売業、広告業などなど、業界の大きなくくりが見えてきます。そしてその業種のなかにも多種多様な職種があることがわかります。

 

学生の皆さんの多くは「○○に関わりたい」という漠然とした夢があると思います。今回のように業界を細かく分析していけば、1つの製品やサービスにおいても多様な業界や職種が関わっており、将来自分がどのようにありたいか考えていくことができるのではないでしょうか。

 

報告:IR・広報室

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