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国語の授業にICTを取り入れ
楽しい学びへ

教育学部 2年生「国語」

2022/05/24

5/23(月)、教育学部の「国語(担当:畑中教授)」の授業に聖徳学園中学・高等学校の品田 健 教諭(国語科)をお招きし、ICT技術を使った国語の指導法について講義いただきました。

世の中ではさまざまなICT技術が進歩し続けていますが、日本の教育現場では未だ紙と黒板を使った授業が中心です。「150年不変のやり方。自分が学んできた教育と同じで良いのか」と品田氏は教員を目指す学生たちに問いかけました。

Mentimeterを使って生徒の意見を収集・集計

まず、品田氏は具体的なICT活用方法として「Mentimeter」という意見の収集と集計を行うクラウドサービスを使った授業を実演してくれました。例として、学生には「日本の教育に対する考え」をスマートフォンやタブレットを使って送信させ、即座にワードクラウド(右図)で集計してみせます。このようなアプリケーションを使えば、挙手制では恥ずかしがってしまう生徒の意見も見ることができますし、どのような意見が多いのか教員も生徒も瞬時に把握でき、生徒に楽しい授業を提供できるといいます。

反対に、ICTを利用しなければ、「質問を板書」し、「紙を配布」、「回収して集計」、「板書して報告」という、とても時間と労力の掛かる工程をふまなければなりません。

ワードクラウド:頻出するの単語(意見)ほど大きく表示される(写真は夏目漱石の「こころ」を分析したもの)

他国の教員と関わることで知った日本のICT活用の現状

品田氏は世界的IT企業であるアップルの認定教育者(Apple Distinguished Educator)として世界中の教員とともに最先端の教育技術を学び、開発しています。しかし、他国の教員と関わる中で日本の教育現場におけるICT活用が世界では後進的であることを思い知ったといいます。

日本の教育現場を変えるには、まずは環境が大切であると品田氏。学校全体がアクセスしても問題ないネットワーク、必要なときにすぐに起動でき、QRコードが読み込め、動画を撮影できるタブレット、持ちやすく反応の良いペンツール等々が必要です。一方でデジタル機器を導入しても授業が今まで通りでは、意味がありません。「教育環境が大きく変わって来ています。これを活用して未来を担う子供たちの教育を担っていきましょう」と、品田氏は学生にエールを送りました。

 

 

 

5分以内に糊を使わず5枚の紙で消しゴムをなるべく高い位置に乗せたタワーを作るゲーム。作文が苦手な児童・生徒でも、「うまくできた理由」や「改善点」を言語化しやすい。

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