特に印象に残ったのは、「校舎は箱ではない」という考え方です。昔の学校は教室ごとに区切られた造りが一般的でしたが、現在はオープンスペースを取り入れたり、廊下を広くしたり、机を一回り大きくしたりなど、子どもたちが過ごしやすく学びやすい環境づくりが進められていることを知りました。学校は昔からあまり変わらないものだと私は思っていたので、校舎そのものも時代に合わせて進化しているということに驚きました。
子どもにとって「学校だけが居場所ではない」という考え方も、とても印象に残りました。いただいた資料では、千葉市では小学生の不登校児童が平成30年度と比べて約2.5倍に増えていることや、それに合わせて教育支援センター「ライトポート」の利用者も大きく増えていることが紹介されていました。子どもにとっては学校だけがすべてではなく、ライトポートやフリースクールなどとも連携し、子ども一人一人に合った学びの場を保障しているということを知りました。さらに、学校にはステップルームティーチャーが配置され、別室登校の子どもたちが安心して過ごせる環境づくりも進められていました。学校へ無理に戻すことだけが支援ではなく、子どもの気持ちを大切にしながら成長を支えることが大切なのだと感じました。
「学校だけがスポーツ・芸術の場ではない」というお話も、新しい発見でした。部活動はこれまで学校が行うものというイメージがありましたが、現在は地域クラブへの移行が進められており、神戸市では部活動を廃止する取り組みも行われていることを知りました。休日は地域クラブで活動し、平日は学校で活動するなど、子どもたちが地域の人と関わりながら活動できる新しい形へと変わっていることや、教員への負担が減ってきていることに驚きました。教育は学校だけで完結するものではなく、地域全体で子どもを育てていく時代になっていることを実感しました。