このような中、日本の航空需要について、訪日観光を中心としたデータをもとに詳しい説明が続きました。訪日旅客の約70%は成田・羽田・関西等の大都市圏の空港から入国しているのが現状です。また都道府県別宿泊者数は、上位10都道府県で86%を占めています。より訪日観光を強化するためには地方への分散が必要です。こうした旅客向けに、特別運賃や、訪日ダイナミックパッケージ(航空券+宿泊)など、さまざまな取り組みがなされています。酒井氏は教室を縦横に歩きまわり、学生にも直接問いかけをしながら講義を続けているのが印象的でした。
マーケットの変化に対応するため、航空業界では事業領域の拡大が求められています。例えば、JALのマイレージプログラムでは、飛行機の搭乗以外でも日常生活でマイルを貯めやすい仕組みが導入されています。また、フルサービスキャリア(FSC)とLCCの中間的な存在である中長距離LCC「ZIPAIR」の成功も記憶に新しいところです。
