世界では、6人に1人が1日1.9ドル以下で生活しています(2021年時点)。そのような状況では、家族が生きていくために子どもも働かなくてはなりません。こうした児童労働が原因で子どもたちは教育を受ける機会を奪われています。もし、両親が適切な収入を得られれば、子ども達が働かなくてよくなり、教育を受けられて職を得ることができます。
私たちができることとしてフェアトレードがあります。発展途上国と先進国の貿易では、発展途上国の立場が弱く、先進国が一方的に得をする取引がされがちです。フェアトレードは公正な取引を通じて、発展途上国の生産者にお金が渡るようにする仕組みです。チョコレートやコーヒーでよく見かけます。しかし、世界各国のフェアトレード購入金額を比較すると、日本はスイスの100分の1にも達していません(2020年当時)。
もし、あなたが2つのお菓子をどちらにしようかと迷っていたら、是非パッケージの裏をよく見てください。フェアトレードの認証マークや企業の取り組みがパッケージに記載されています。私たちにも生活があるので、「迷ったら」で構いません。企業の取り組みを見て商品を選ぶ習慣をつけてみましょう。
