10月9日に行われた第2回目の講義では、千葉県商工労働部 経済政策課の那須一裕氏が「千葉県の産業と政策」について解説しました。この講義は、この科目で学ぶ「千葉県の産業と行政」の全体を俯瞰する重要な回であり、経済の概要や産業の歴史、現状と先行きについて詳しく説明されました。特に観光振興についても触れられ、統計データを用いた丁寧な分析が印象的な講義となりました。
産業については、千葉県は農業、水産業、工業、商業のすべての分野で全国10位以内に入るというバランスの取れた産業構造を持っていることが強調されました。また、京葉臨海工業地域を構成する企業や交通インフラの整備状況、ゾーン別の人口割合についても詳しく説明されました。さらに、第二次産業との関連が深い京葉工業地帯の形成、千葉港という6市におよぶ広大な港湾地域、成田空港や東京湾アクアラインの開通などについても、豊富な資料をもとに解説されました。