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スペインへの旅は高難易度!?スペイン渡航前に風土と文化を学んで備えよう

教育学部 小林 輝明 教授

2024/07/12

敬愛大学の授業の1つ「海外スクーリング」は、学生たちが海外で学びを深める貴重な機会を提供しています。今年度の実施先であるスペインに向けて、参加者たちは着々と準備を進めています。前回の参加者ミーティングでの顔合わせに続き、今回はスペインの風土と文化を学ぶ勉強会が開催されました。

スペイン・マドリードを選んだ理由

引率を担当する教育学部の小林輝明教授によると、スペイン・マドリードへの旅は高難易度だといいます。ヨーロッパ旅行というと、パリやローマ、ロンドンが一般的ですが、スペインはより旅慣れた人向けの目的地です。英語が通じにくい環境にもかかわらず、なぜスペインが選ばれたのでしょうか。

 

小林教授は「若い頃こそスペインの芸術や文化に触れて感動してほしい」と語ります。アメリカやイギリス等、英語圏の情報は日本でも容易に入手できますが、スペインに関する情報は比較的少ないのが現状です。例えば闘牛は”行かなければ”決して目にすることはできません。未知の文化に触れ、異文化からの刺激を受けることが、この海外スクーリングの大きな目的なのです。

スペインにいったら食べたいもので盛り上がる学生たち。学部や学年、短大・大学の垣根を越えて協力して渡航に備えます。

「高難易度」でも安全で充実した海外体験を

「海外スクーリング」の参加者の多くは海外旅行が初めてですが、ツアーガイドは付きません。それでも学生たちが安全かつ格安でスペインに渡航できるのは、小林教授の綿密な計画と工夫にあります。例えば、今回の旅の中心となる活動場所はマドリードですが、宿泊地はそこから電車で30分ほど離れた、日本人が多く住む治安の良いラス・ロサスに設定されています。小林教授は事前に何度もスペインに訪問し、下見をして学生が安全で多くのことを学べるよう準備を重ねてきました。

異文化体験から学ぶ

海外渡航にあたって重要な心構えは、「日本と同じだと期待してはならない」ということであると小林教授は語ります。例えば、公共のトイレが少なかったり、公共交通機関がスケジュール通りに動かなかったりなど、日本とは異なる生活環境に直面することもあるでしょう。しかし、これらの違いこそが学びの機会となります。日本の良さを再認識したり、反対に日本の改善点を見出したりすることが、「海外スクーリング」の重要な学修なのです。参加者は帰国後、日本との違いや異文化体験をまとめたレポートを作成し、発表します。

 

この海外スクーリングを通じて、学生たちはグローバルな視点を養い、異文化理解を深めることが期待されます。帰国後に提出されるレポートや写真を通じて、その成果をホームページでも公開しますので、楽しみにお待ちください。

 

報告:IR・広報室

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