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どんな色になる?野菜や果物で草木染めのしおりを作ろう!

Iris活動中!2023 vol.06

2023/07/12

6月企画「どんな色になる?野菜や果物で草木染めのしおりを作ろう!」

教育ボランティアIrisは、6月24日(土)に「どんな色になる?野菜や果物で草木染めのしおりを作ろう!」というイベントを実施しました。8名の児童と13名のスタッフが参加し、「指示をわかりやすくする」「待ち時間を有効に使えるようにする」「メリハリをつけて活動を楽しむ」の3つの目標のもと活動しました。

今回作成するものは、余った食材を利用して自分だけの色で染めるしおりで、作り方は以下の通りです。まず、クエン酸を入れた耐熱の紙コップに熱湯を注ぎかき混ぜます。そこに、選んだ野菜や果物の皮を入れ割りばしで押しつぶすと徐々に色が出てきます。色水ができたら、別の紙コップに色水だけを移しミョウバンを加えかき混ぜます。これで染色液が完成です。できた染色液にしおりの形に切り取った画用紙を入れて染め乾燥後は、ペンや染色液で絵を描いてラミネートをし、最後にひもを通したら完成です。

 

 

児童たちは自分の好きな食材を選び、どの食材からどのような色が出て、何色に染まるか考えながら楽しそうに活動をしていました。どのようにしたら自分の求める色になるか悩んでいる児童にはスタッフが声を掛け、作品の見本を見せながらどの食材を使って染めたのか教えることで理想の色に近づけていきました。児童の中には、一つの食材だけではなく、いくつかの食材を混ぜることで見たことのない色を作り出す児童もおり、スタッフを驚かせていました。完成後には首に下げたりストラップのようにしてバッグにつけたりして、喜んでいる様子が見られました。

 

企画を終えて

今回の企画にはIrisのメンバーが多く駆けつけてくれました。一部のスタッフが活動の準備をし、残りのスタッフが児童と一対一で対応することにより、充実したコミュニケーションのもと企画を進めていきました。児童からの評判も良く、「もっと作りたい、早く本を読みたい」という感想をもらえました。

 

しかし、この対応方法には1つの課題も見つかりました。児童が自分でできることもスタッフが行ってしまっていた部分もあり、児童へのサポートが過度になってしまっていたのではないかとの指摘です。児童ができることは積極的に取り組ませてあげることが必要でした。

 

一方、児童とスタッフの両方にとって活動が充実していた点は評価できます。円滑に工作を進めることができ、作業途中の空き時間にはレクリエーションを行うことで有意義な時間を過ごすことができました。また、児童が自ら積極的に活動に取り組むことで気づきが生まれ、多くの魅力的な作品が出来上がりました。

今回の反省点や改善点を活かし、児童が楽しく学べる企画作りに引き続き取り組んでいきたいと考えています。

 

文責:教育学部3年 山本耕平

6/12(月)、高浜第一小学校のアフタースクール

教育ボランティアIrisは、6月12日(月)に高浜第一小学校にて行われたアフタースクールにおいて、児童に活動を提供する形で参加しました。その内容として、空気圧でマシュマロの体積を縮める実験、表面張力を活かしコップから水が溢れないよう工夫するゲーム、油粘土で何を作っているか当てるゲームを実施しました。予定通りには進まなかったものの、児童が満場一致で「楽しかった」と発言したことから、充実した企画を提供することができたと考えられます。

今回の活動で良かった点として、児童に実験といった学びの機会を与えられたことが挙げられます。前回の活動を含め、アフタースクールの活動では運動をすることが主で、今回のような学習の機会は限られていました。運動だけでなく、学習の機会も提供できる活動は、今後も重視していく必要があると考えられます。

次に反省点が3点挙げられます。1つ目は、実験の予行練習をする必要があったということです。本番では、マシュマロの形が上手く変化しなかったり、表面張力を視認できるほど水面が上がらなかったり、想定外の失敗がありました。事前に失敗のパターンを確認し、改善策を練ることが失敗を防ぐ上で重要だと気付きました。加えて、児童が実験しやすいかを確認できるため、実験の予行練習は必須だと考えられます。2つ目は、学生スタッフの人数が足りなかったことです。班8つに対し、学生スタッフ6名と、2班ほど学生スタッフが補佐に入れない状況がありました。児童の動きが活発だったこともあり、コップの水が零れてしまうなどの事態が起きたため、少なくとも1班につき学生スタッフ1人は補佐に入る必要があると考えられます。3つ目は、多少平等性にかけていた点があったことです。マシュマロを縮ませる係や、油粘土を扱う児童はクラスで1名、班で1名など活動できる人が限られる時がありました。どの児童も活発であることから、全員が等しく活動し楽しめる内容にする必要があると考えられます。

アフタースクールの活動において、実験は初めての試みだったこともあり、反省点・改善点がかなり挙げられました。しかし、今回のような学習の時間は児童にとって大変貴重な機会であったこと、また、前回よりも活動のクオリティが上がっていたと、アフタースクールの方々からお褒めの言葉をいただくことができました。これまでの反省点・改善点を踏まえつつ、より良い企画を提供できるよう精進していきます。

 

文責:教育学部2年 直井凌

6/22(木)、高浜海浜小学校のアフタースクール

教育ボランティアIrisは、6月22日(木)に高浜海浜小学校のアフタースクールに、企画者として参加し、児童と「答え合わせかるた」を行いました。

答え合わせかるたとは、読み手がクイズを出題し、こども達に正解の絵札を取ってもらうゲームです。今回のかるたは、キャラクター、国旗、なぞなぞ、食べ物、算数、動物の6つの項目を合わせたかるたを作り、29人のこども達に遊んでもらいました。

事前の打ち合わせのおかげで、時間に余裕を持って取り組むことができました。また各チームにIrisメンバーを置き少人数のこども達と取り組んだため、こども達一人一人と向き合って関わることが出来ました。実際にこども達に感想を聞いてみると、「とても楽しかった!」「負けて悔しかったからまたやりたい!」などという声を聞けました。

しかし、楽しくできた中でも改善点がありました。1つ目は、学年差への対応です。今回は各学年が入り混じったチーム構成だったため、かるたで順位を付ける時に低学年が不利になってしまいました。この問題を解決するためには事前に参加児童の学年を把握し、ゲームのルールを変更したりするなどの配慮が必要であると感じました。2つ目は、かるた作成の完成が遅かったことです。使用するかるたは当日の朝まで完成しておらず、試作の時間がなかったため不備が出てもおかしくない状態でした。より良い作品を提供できるように時間も踏まえ、計画を立てて試作する時間を確保していくべきだと思いました。

前回のアフタースクールの反省で挙げられていた時間管理に関しては、スタッフと問題を共有し調整することで改善できましたが、子どもたちへの対応の面で至らない部分が多く見られたので、今回気づけたことや、思ったことを大切にし、これからのIrisの活動に活かしていきます。

 

文責:教育学部1年 尾倉帆香