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CAMPUSLIFE

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とばそう!バスボムロケット!!

Iris活動中!2022 vol.01

2022/06/02

教育ボランティアサークルIris(アイリス)は、5月21日(土)に5月企画「とばそう!バスボムロケット!!」を参加スタッフ9名、参加児童10人で実施しました。今回は、①空気と水の関係について学びながら楽しく実験する。②ペットボトルなどの身近な材料を使って児童の興味や関心が高まるよう工夫する。この2つの目標を踏まえて活動しました。ここ数か月は新型コロナウイルス感染症の影響で「工作キットのプレゼント企画」を実施してきましたが、久しぶりに対面での月例企画を開催することができました。参加スタッフの体調管理はもちろん、アクリル板の設置や手指消毒など感染対策を万全にし、企画に臨んでいます。

ペットボトルロケットの仕組みをわかりやすく説明

まず、導入ではバスボムロケットが飛ぶ仕組みについて説明しました。バスボムロケットは、ペットボトル内のバスボムと水によって二酸化炭素が発生し、ペットボトル内の圧力が高まり、気体が外に出ようとする力を利用してロケットを発射します。児童に「11人乗りのエレベーターに15人乗ったらどうなる?」という問いかけをすると、「ぎゅうぎゅう詰めで苦しい」、「エレベーターを降りる!」と児童が答えてくれました。ものが容量を超えていっぱいになると、外に出ていくという性質を、低学年から高学年までわかりやすく捉えてもらいました。

ペットボトルロケット建造中!

次に、児童と一緒にペットボトルロケットを作成しました。一つ一つの工程を丁寧に説明して進めていきます。児童たちを見ると、テープでペットボトルを繋げることに苦戦している様子。どうしたら上手く貼れるか試行錯誤を重ねていました。スタッフがテープや折り紙を切るのを適度に手伝ってスムーズに進めていきました。

ロケットの発射実験!

早速、作ったロケットを近くの公園へ飛ばしに行きました。児童と学生スタッフが協力してペットボトルにバスボムを入れ、ペットボトルに栓をして飛ばします。最初は栓がうまくはまらず、なかなか高く飛ばず苦戦していましたが、何度もあきらめずに挑戦したところ、コツを掴んでうまく飛ばすことに成功しました。バスボムと水が反応するたび、児童たちは「離れろ~」と叫び、期待の高さがうかがえます。

後半は条件を変え、バスボムの量や水の量を調節して発射しました。バスボムの量を増やすとより高く飛び、水の量を増やすとあまり飛ばないという結果が得られました。どのような結果が得られるか予想してもらったり、より遠くに飛ばす工夫を考えたりして、児童の思考力に働きかけることができました。

活動を終えて

今回は初めて月例企画に参加するスタッフが多く不安もありましたが、児童に寄り添い、楽しい雰囲気で活動を進められていたと思います。午前中に出た反省点を、午後の活動に活かし、時間に余裕をもって活動することができました。一方で、「スタッフ内での活動内容の共有が不十分だった」、「児童はこだわりたいという気持ちが強く、思った以上に作成に時間がかかってしまった」、「割りばしの栓では誤差が生じ、うまく発射できない児童が多かった」などの改善点もありました。事前にどのような活動なのか参加スタッフ全員で活動内容を共有し、児童の行動を予測する必要があると感じました。これからの月例企画や8月の「水祭り」に向けて、反省を活かし、より良い企画を目指します。

(文責者:藤森朋幸)