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CAMPUSLIFE

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2019Vol.15 「身近なもので科学を学ぼう~化学反応実験とバスボム作り~」

教育ボランティアサークル「Irisアイリス」

2019/11/05

教育ボランティアサークルIrisは、9月21日(土)に、9月企画「身近なもので科学を学ぼう~化学反応実験とバスボム作り~」を参加スタッフ8名、参加児童17名で実施しました。今回の目標は「①毎日給食で飲んでいる牛乳を使った実験を行うことで、身近な物質の性質について理解し、新たな発見ができること ②湯船に入れるバスボムを作ることで化学が生活と身近なものであることを理解し、科学の遊びを楽しむことができること」の2つです。それらを踏まえて、9月企画に臨みました。

アイスブレイク

企画の前に子どもたちと打ち解けるため、みんなで「王様ゲーム」をしました。これは、王様が様々な動作をし、家来たちはその動きをまねてカモフラージュします。そして、鬼は家来の中から元の動作をしている王様を見つけるというゲームです。今回は王様と鬼を一人ずつ決めて行いました。子どもたちは王様が誰であるか見つからないよう、お互いにアイコンタクトなどでコミュニケーションをとりながらジェスチャーを真似ていました。非常に賑やかな雰囲気で企画に挑めるような環境を整えることができました。

Part.1 どうして牛乳は固まるの?

1つ目の企画は「どうして牛乳は固まるの?」という実験です。これは、牛乳の入ったカップ5つを用意し、それぞれに砂糖水、食塩水、重曹、酢、レモン汁を入れてみるという実験です。そこから、牛乳が固まるのはどれか予想し、子どもたちのグループごとに考えをまとめる時間を設けました。子どもたちはカップを下からのぞいてみたり、匂いを嗅いだりしながら、予想を立てていました。学年を超えて、意見交換をするような場面も見受けられました。

Part.2 バスボムづくり

2つ目の企画は「バスボムづくり」です。ジップロックの中で重曹とクエン酸とアロマオイルを混ぜ、途中に霧吹きで水をかけながら1つの塊になるまで揉んだら完成です。子どもたちはどうしたら早く塊になるのか、お互いに作品を見せあいながら、バスボムづくりに取り組んでいました。完成したものを見せながら、「今日使おう」と嬉しそうに言っている子どももおり、スタッフとしてのやりがいを感じる企画になりました。

Part.3 答え合わせ

最後にまとめとして、1つ目の企画の答え合わせをしました。大多数が「重曹と酢が固まる」と予想していましたが、「酢とレモン汁で固まる」ということや、牛乳の中のタンパク質が酸に反応して固まるということを知って、子どもたちはとても驚いている様子でした。

企画を終えて

今回の企画では、児童から「バスボムづくりが楽しかった」、「重曹などいろいろな物質に触れて楽しかった」、「色々な仕組みが知れてよかった」というような感想を受けました。これらの感想から、子どもたちの科学的な視野を広げたことが分かります。本企画に掲げた目標は達成できたのではないかと思います。科学実験をする企画であったことから、低学年の興味を引くことができるか、という点が企画前に懸念されていましたが、説明を工夫したり、掲示物を作成したりと準備を充実させたことで、上手に興味を引くことができていました。しかし、時間配分や注意事項の整理に不十分なところがあったので、それらのことはスタッフで十分に話し合い、次の企画に生かしていきたいと思います。これからも子どもたちにとってより深い学びを追及し、企画内容の充実を図っていきます。