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OPEN CAMPUS REPORTS

オープンキャンパスレポート

学生執筆

教育学部オープンキャンパス体験授業(学生リレーレポート)Vol.4―「先生の教え方のコツを分析する」

教育学部1年 M. R. さん 千葉県立成東高校出身

2026/08/07

教育学部オープンキャンパスの第4回(7月26日)、第5回(8月2日)、第6回(8月23日)は、高校3年生・既卒生を対象としたA会場と、高校1・2年生を対象としたB会場の2会場で同時進行します。同時間帯にA会場ではこの3月に卒業し、現在小学校で新卒教員をしている卒業生のトークセッションが、B会場では4月に入学した大学1年生のトークセッションが行われます。どちらもとてもフレッシュな方たちのお話で、思わず聞き入ってしまいます。

 

ミニ体験授業も今回(7月26日)は、2つの会場で2つの授業が行われました。学生レポートのVol.4では、A会場の 阿部 学 准教授の授業の様子をお伝えします。

教育方法学は「授業」の「方法」を研究する

阿部先生の体験授業では、「先生の教え方のコツを分析する」というテーマのもと、教育方法学についての講義が展開されました。

 

教育方法学とは、「教育」の「方法」を研究する分野であり、「どのように授業を進めるか」、「どのように授業を始めるか」、「教科書以外にどのような教材を活用するか」など、よりよい授業づくりについて考える学問のことです。しかし、授業で取り入れた工夫が必ずしも成功するとは限らず、うまくいかなかった場合には改善を重ねることが大切であるという説明がありました。これを聞いて、全部の授業の方法が常にうまくいくわけではない、先生方はその時に目の前にいる子どもたちにあわせて授業の工夫をしているのだということにあらためて気づかされました。

教育方法学について説明する阿部学准教授

「見せる」ことにも工夫がある

授業は阿部先生の自己紹介から始まりました。最初に小さな文字がびっしりと書かれたスライドを提示し、「これで私のことがよくわかりますか」と参加者に問いかけました。しかし、文字が多すぎて内容を読むこと自体が難しく、自己紹介として分かりやすいものではありませんでした。その後、改善例として、文字を減らすこと、自分に似たイラストを入れること、興味を引く写真やイラストを活用することなどが紹介されました。

 

先生は、「面白いものがあれば『前を見てください』と言わなくても自然と前を向いてくれる」と話され、見せ方を工夫することの大切さを説明されました。また、数字をクイズ形式で提示したり、一部の文字を隠して、「何が入るのだろうか」と考えさせたりすることで、聞き手の興味や関心が高められるということも紹介されました。これを聞いて、自己紹介だけでも工夫の仕方がたくさんあることに驚きました。

阿部先生の問いかけに耳を傾ける参加者

「楽しい」「わかった」につながる工夫

続いて、「これまで受けた授業の中で、面白かった授業や分かりやすかった授業、楽しかった授業を思い出し、考えてみよう」という活動が行われました。この活動では、自分が学習者として振り返る時間が設けられ、その後、「授業を受ける側」から「授業をつくる先生側」へと視点が切り替えられ、先生はどのような工夫をして授業を組み立てているのかを考えることの大切さが説明されました。

 

また、話し合い活動にも様々な形があり、自分一人で考える活動、保護者と共有する活動、全員が必ず話し合う活動、発表まで行う活動など、授業の目的に応じて方法を使い分けていることも紹介されました。私はこの話を通して、授業内容の工夫だけでなく、コミュニケーションをとる方法までにもさまざまな工夫があること、その工夫が子どもたちの「楽しい」や「わかった」につながるということが分かり、驚きと同時にたいへん興味が湧きました。

あらためて考えた「学び続けること」

授業の後半では、「授業名人」と呼ばれるある先生の授業動画を視聴しました。動画を見る前に、阿部先生から、「生徒が楽しく授業を受けられるよう、数えきれないほど多くの工夫がされている」という説明があり、動画を見ながらここが工夫だと思った点や、疑問に感じたことをメモするように指示がありました。阿部先生は「自分なら20個は余裕で見つけられる」とおっしゃっていました。私は14個挙げることができましたが、阿部先生の20個にはとても及ばず、大学生のうちに20個は余裕で気づけるように、これからも学んでいきたいと思いました。

 

授業の最後に阿部先生は、高校生へのメッセージとして、「これからは『教わる側』だけでなく、『教える側』の視点をもって学んでほしい。憧れの先生のようにはすぐにはなれなくても、大学で一つ一つ丁寧に学び、いい先生になるために努力してほしい」と話されました。この言葉から、私も大学4年間を通して理想の先生像をはっきりと持ち、それに近づけるように多くのことを学び続ける努力をしたいとあらためて思いました。

 

今回の授業を通して、教師の工夫は授業中だけではなく、自己紹介や導入、問いかけ、教材提示、話し合い活動など、あらゆる場面に取り入れられていることを学びました。また、一つの工夫だけではなく、多くの工夫を積み重ねることで、生徒が主体的に学びたくなる授業が作られるのだということを実感しました。これからも大学で、必要な知識、技能を身につけ、子どもたちが「分かった」「楽しい」と感じられる授業ができる教師を目指していきたいと思いました。

授業の工夫を解説する阿部准教授

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