授業は、高校生への問いかけから始まりました。
「もし皆さんがコンビニを出店するとしたら、どこに建てますか?」
人通りが多い場所、駅の近く、交通量の多い道路沿い――参加した高校生からはさまざまな意見が出ました。実際に稲毛駅周辺の地図を見ると、多くのコンビニは駅周辺や幹線道路沿いにありながらも、同じチェーン店同士が密集しすぎないように立地していることが分かります。これは、お互いにお客さんを奪い合わないよう、一定の距離を保つ戦略があるためです。
ところが、洋服店は事情が違います。裏原宿やアウトレットモール、銀座などには、ライバルとなる店舗が数多く集まっています。なぜ競争相手の近くに出店するのでしょうか。実は、「洋服を買うならこの街へ行けば何でもそろう」というイメージが生まれることで、街全体の魅力が高まり、結果として多くのお客さんが集まるからです。同じ「お店」でも、業種によって立地戦略がまったく異なることに、高校生たちも興味深そうに耳を傾けていました。

司会の学生によるミニ体験授業の紹介



