- スクールカウンセラーは、子ども、教職員、保護者をつなぐ、学校チームの大切な一員である。
- 「つながる・つなげる」という言葉から、子どもたちの将来や成長につなげる視点を学んだ。
- 担任だけでは気づきにくい子どもの悩みや小さな変化を、学校全体で共有することの大切さを実感した。
- 教員とスクールカウンセラーが、それぞれの専門性を持ち寄ることで、子どもや保護者を多面的に支えることができる。
- 将来教員になった時に、子どもたちの様子を丁寧に観察し、小さな変化にいち早く気づけるようになりたいと考えた。
20秒でわかるこの記事のポイント
「教育の視野を広げる」第9回は、南舘 宙先生にスクールカウンセラーのお仕事についてご講話をいただきました。学生もその存在はよく知っていますし、現代の学校にとってその意味がとても重いものであることは理解しています。しかし、ふだんどのような意識で、どのような内容のお仕事をされているのか、なかなか知り得ないものです。学生が教員となった時に、必ず関わりを持つ方々であり、その先生の生の声を聞ける機会は、とても貴重なものになりました。
(教育学部長 伊坂淳一)
受講した学生のことば―学校チームの一員として子どもを支えるスクールカウンセラー
子どもを支えるために欠かせない連携
今回は千葉県、千葉市の公立学校でスクールカウンセラー、スクールカウンセラースーパーバイザーをされている南舘 宙先生のご講話でした。私自身、これまでスクールカウンセラーの方に特別お世話になった経験はありませんでしたが、今回のお話をお聞きしていくなかで、教員として子どもを支えていく立場になる時には、連携することが必ず必要となる存在であることを感じました。

「つながる・つなげる」という言葉に込められた意味
今回の南舘先生のお話の中で、「つながる・つなげる」という言葉が特に印象に残りました。「つながる」という点では、カウンセラーが子ども、教職員、保護者とつながることで安心できる環境づくりや問題解決につながっていくのだと感じました。そして、「つなげる」という点では、現在行われている支援や「つながる」ことだけでなく、子どもたちの将来や今後の成長に「つなげる」ということも含まれていると感じました。
この「つながる・つなげる」を実現するためには、教職員がチームとしてサポートし、情報の共有をいち早く行うことが不可欠です。子どもの行動や変化を担任と共有することで、早期発見や適切な対応につながるのだと感じました。教員・担任ができることと、カウンセラーの方ができることを持ち寄って、お互いの専門性を活かしていくことで、子どもたちや保護者を多面的に支えていくことができるのだということを学びました。
私は、昨年度のゼミのグループの課題として、「自殺」というテーマに取り組み、現代の自殺の要因について調べる機会がありしました。調べるなかで、小学生ではその要因の第二位に、中高生では第一位に、学校が関係しているという事実を知り、学校がこれほどまでに子どもの心に大きな影響を与えているということに、強い衝撃を受けました。学校は本来、子どもたちにとって安心できる場所でなければならない、しかし、学校に原因があっても、悩んでいる子どもたちに気づくことが、担任だけでは難しいこともあると思います。だからこそ、スクールカウンセラーの存在が非常に重要であると、今回のお話を通じて実感しました。

小さな変化に気づける教員になりたい
南舘先生のご講話から、スクールカウンセラーと教職員の連携があることが、子どもたちが安心できる学校づくりにつながっていくということを理解できました。将来教員になった時には、今回のご講話を活かして、子どもたちの様子を丁寧に観察し、小さな変化にもいち早く気がつくことができるようになりたいと思いました。
