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敬愛大学の先輩たち

TOEIC905点を達成!英語教員になるために学んだ4年間

国際学部 国際学科 4年 T. Yさん

奈良県立王寺工業高等学校 出身

2023/03/20

中学校・高等学校の英語教員になるという夢を叶え、TOEIC@ Listening & Reading Test(以下TOEIC)905点を達成した学生にインタビューをしました。大学での4年間をどのように学び、過ごしたのでしょうか。

敬愛大学の国際学部に入学しようと思ったきっかけ

一度きりの人生なので後悔のないよう、教員を目指してみたいと思ったことがきっかけです。英語が好きだったので、実家から近く、中・高の英語教員を目指せる敬愛大学の国際学部を希望しました。趣味であるスポーツ観戦を英語で理解できるようになれば、楽しさが広がると思ったことも理由の一つです。教員になりたいと思った理由は、中学校3年生の時、担任の先生に大変お世話になったからです。苦手な教科を分かりやすく教えてくださり、県外の高校を受験する私を親身にサポートしてくださいました。工業高校を卒業してから2年間、社会人としてメーカーで仕事をしていましたが、教員になるという夢を捨てきれずにいたので、大学に入学できた時は嬉しかったです。

基礎から英語を学べた1・2年次。向後ゼミでは”英語教師力”を培う

1年次は、国際学の基礎を身につける時期でした。入学直後に実施されたTOEICは480点で、スコアアップのために対策をしなければという気持ちはあったものの、与えられた課題をこなしたり、教職科目に加えて必修の授業を履修していくことを中心に1年が過ぎてしまいました。

 

2年生になり、英語力向上を目指して英米語専攻を選択しました。夏のTOEICでは590点を獲得し、110点もアップしたことに驚きました。1年間、英語に関する授業を履修していただけなのに、基礎が自然と身についていたのだと思います。英米語専攻の学修カリキュラムは、英文法などの基本的な知識だけでなく、英語の6つのスキル(Listening,Speaking,Reading,Writing,Viewing,Presenting)をバランスよく身につけることができると思います。また、総合的な英語運用能力を高める「College English」という授業は習熟度別のクラスに分かれており、自分の英語力に合わせて無理なく学べました。

 

英語教員を目指す学生が集まる向後先生のゼミでは、同じ夢を持つ仲間たちと切磋琢磨しました。毎回オールイングリッシュで行われ、ペアワークの手法や模擬授業(デモレッスン)などのさまざまなアクティビティを定期的に実践しました。各回ごとに全員で振り返りを行い、ゼミ生同士で互いにアドバイスをし合います。向後先生からも一人ひとりに適切なアドバイスがあるので、次回に向けた改善点を知ることができました。また、それぞれのアクティビティを実施する意図が分かったので、英語教員としての基礎力や指導法が身につきました。

向後 秀明教授

TOEICの勉強を開始

TOEICのスコア向上のための勉強は、2年生の夏から本格的に始めました。漫然とアルバイトをするだけではなく、何か始めなければと思いました。なぜ英検ではなく先にTOEICの勉強を始めたかと言うと、TOEICは5点刻みのスコアで成績が表示されるため、今の実力を可視化しやすいと思ったからです。
まずは、大学の「夏期・春期集中TOEIC対策講座」を受講しました。これは、外部から専門の講師が来て行う1日3時間×5日間の講座です。夏と冬の長期休暇を利用してTOEICの学習をすることができるので、3年生の冬まで参加し続けました。単にTOEICのスコアをアップさせるだけではなく、正しいシャドーイング※1の手法や手順、スラッシュリーディング※2などについても教えてもらえるので、興味のある皆さんはぜひ受講してください。

 

また、毎日寝る前に自主学習を20分~30分必ず行いました。2、3日に1回、まとめて学習するのではなく、毎日コツコツ積み重ねていくことが大事だと思ったからです。シャドーイングやリーディングを中心に行い、よどみなく速読と精読ができることを目指しました。リーディングとリスニングのスキルが向上していくにつれて、TOEICのスコアがアップしていきました。3年生の冬からは、スピーキングとライティングのスキルを向上させることを目的に、英検の対策もしました。4年生の冬に受験したTOEICでは自己最高となる905点を獲得できました。目標であったTOEIC800点台を大きく上回る結果となり、4年間学び続けたことで確かな英語力が身についたことを実感しました。

 

※1シャドーイング:聞いている英語のすぐ後を追って復唱する学習法
※2スラッシュリーディング:英語を意味のまとまりで区切り、前から読んでいく読解方法

T. Yさんが4年間で獲得したTOEICスコアの推移

  • メディアセンター図書館にはTOEIC対策のための書籍がたくさんあります

  • 図書館では自習も頻繁にしていました

教員採用試験を経て、中学校・高等学校の英語教員に

英語教員になるための試験対策は、井上先生に大変お世話になりました。夏休みには教員採用試験のための特訓講座や、ALTとのティームティーチング対策を行ってくださり、本当に感謝しています。向後先生の授業やゼミで身につけた英語力や指導力と、井上先生による対策講座のおかげで、中学校・高等学校の英語教員になるという夢を叶えることができました。

 

私のこれまでの人生は、素晴らしい先生方との出会いに恵まれていたと思います。これから教育現場で出会う生徒たち一人ひとりの長所を引き出し、最善の進路に進むためのサポートすることは、これまでにお世話になった先生方への恩返しになると思っています。進路が決まっていない生徒には、これから何をしたいのかや、何を学びたいのかを見つけてもらえるようなきっかけづくりをして、「夢」を持ってもらいたいです。

井上 茂教授のゼミの様子

英語を学びたい、教員になりたい方へ

とにかく1日10分でもいいので、コツコツ勉強を積み重ねることが力になります!また、日々の授業をしっかり受け、課題は期限までに提出することを心がけましょう。大変なものもあると思いますが、すべての課題には意味があると思って臨むことで、ポジティブに学修することが大切です。英語教員を目指す方は、向後先生や井上先生のゼミや授業をぜひ履修してください!「どこの大学に行くかではなく、何をしたいのか、何を学びたいのかが大切だよ」という向後先生からの言葉が、とても印象に残っています。みなさんも、敬愛大学で何をしたいのか?、どんな夢を叶えたいのか?を考えて学んでいってください。応援しています。

応援しています!

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