敬愛人

敬愛大学で輝く「人」「学び」を紹介

STUDENTS&GRADUATES

敬愛大学の先輩たち

小・中・高校の教員免許を取得し、県内公立高校で英語を指導

2021年卒業 千葉県公立高等学校教諭 H.Wさん

2022/11/25

Q1 現在のお仕事の内容、志した理由、きっかけについて教えてください

現在、英語科教員として、県内の公立高校に勤務しています。高校教員は、これから社会に出る生徒の将来に大きく影響を与える職業です。特に進路指導においては、生徒一人ひとりと向き合い、適切な進路実現に向けてサポートをすることが求められており、とても責任の重い仕事だと日々痛感しています。しかし、高校は「青春の場」。人生で最も輝かしい3年間を送る生徒たちと共に過ごせることはとても幸せです。文化祭では歌って踊り、体育祭では一緒に走り、私も青春に戻った気持ちで毎日楽しく働いています。

 

私は昔から友達に勉強を教えることが好きで、幼い頃から教員を志していました。部活や勉強だけでなく、歌やダンスなども今まで頑張ってきたことが全て無駄なく活かせる職業に就くことができてとても嬉しく思っています。

 

 

Q2 こども教育学科の学びで役に立ったことを教えてください

私は大学入学前から中学・高等学校の教員を志していました。こども教育学科に入学し、小・中・高の免許を取得しました。小学校と高校では、発達段階が大きく異なりますが、こども教育学科での学びで役に立っていることがたくさんあります。例えば、「柔らかい英語」で、楽しく学ぶことの大切さです。文法を一方的に説明してしまうことは簡単ですが、英語を使用する状況を意図的に生み、ある程度音として使えるようになってから文法に入ることで、英語を苦手とする生徒が少しでも抵抗なく学べるようにしています。

 

 

Q3 高校の教員採用試験対策に向けて、どのような指導が役立ちましたか

私は大学受験で、志望していた大学への合格が叶わず、人生初の挫折を味わいました。入学当初は未練があり落ち込んでいましたが、敬愛大学の先生方は本当に面倒見が良く、井上先生やゼミ担当の林先生をはじめとした先生方に支えられ、前を向くことができ、教員採用試験で結果を残すことができました。

 

井上先生は、中高の教員採用試験対策を、一人ひとりの特性に合わせて根気強く行ってくださいました。週1回行われていた教職指導会では、基礎的な文法から始め、教職教養や2次対策まで、教採試験に対応できる力を育ててくださいました。私はアルバイトを掛け持ちしたり、ダンスサークルの長を務めていたり、他大学のアカペラサークルに参加したりと、大学生活を謳歌しており、欠席することも少なくありませんでした。井上先生は、のびのびと自分のペースで勉強したい私の性格を理解し、上手に手綱を握ってくださいました(笑)。井上先生がいなかったら、高校の教員にはなれていないと思います。心から感謝しています。

 

 

井上教授と再会

Q4 課外活動で在学生におすすめしたい活動はありますか

間違いなく留学や語学研修です。私は語学研修でフィリピンに行きました。日本を出ると、日頃意識して英語を学習していた私でも比べものにならないくらい、英語のインプット・アウトプットの量が多く、短い期間でもたいへん有意義な研修となりました。ひそひそ話が英語として聞こえるくらい英語に浸ることができました。また、語学力の面だけでなく、価値観や文化の違いを肌で感じることができました。特に、多様性の面で日本とは価値観が大きく異なり、いかに自分が狭い世界で生きてきたのか思い知らされました。

 

英語の教員を目指す・目指さないに関わらず、自分の視野を広げ、豊かな価値観を再構築できる機会であること間違いなしだと思います。働き始めたらなかなか海外に行くチャンスがないと思いますので、是非学生のうちに参加してみてください。

 

 

Q5 副免にチャレンジしている教育学部の学生にメッセージをお願いします

両立することは大変だと思いますが、模擬授業と指導案作成をたくさん行ってきた皆さんは、他大学の学生と比べてかなり力をつけていることと思います!!大半の苦労は無駄にならず、必ずどこかで役に立ちます。仲間と励まし合いながら頑張ってください!