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敬愛大学の先輩たち

茨城県の小学校教員採用試験合格者へインタビュー

国際学部(現教育学部)こども教育学科 4年 N. Nさん

銚子市立銚子高等学校 出身

2022/12/02

小学校教員になりたいという夢を持ってこども教育学科に入学し、見事合格した在学生にインタビューをしました。合格までにどのような道のりがあったのでしょうか。対策講座などのサポートを行った教職センター指導教員の声も併せて紹介します。

教員になろうと思ったきっかけ

友人と遊んだり、勉強したりすることが好きだったので、小学生の時から学校に行くことが楽しみでした。小学校3年生の時、クラスメイトに勉強を教えていた私に担任の先生から「教え方がうまいね」と言われました。この一言がきっかけで、学校の先生になってみたいと思い始めました。中学生の時には、人間関係で悩んで誰にも相談できずにいた私に、部活動の先生が気付いて声をかけてくれました。優しく心配りのできる姿に憧れました。「私もそのような先生になろう」と思い、将来の夢が明確になりました。

1年次から教職センターの筆記試験対策講座に参加

敬愛大学に入学し、1年生の時に教職センターからメールで講座の案内が届きました。こども教育学科の授業だけでなく、教職センターで教員採用試験に向けた様々な対策をしてくれることを知りました。1年次から参加できる筆記試験対策講座に、3・4年生の先輩方に混じって毎週1回参加しました。講座では学習指導要領を踏まえた試験対策のポイント解説をしてくれます。試験対策が本格化する3・4年次より前からコツコツと勉強をして、準備ができたことは自信に繋がりました。

決意を新たにした教育実習

3年次に母校に教育実習に行き、小学校で3年生27名のクラス担任を経験しました。クラスの児童全員と1日1回会話することを目標にして、様々なコミュニケーションをとりました。話してみると、悩みを抱えている児童もいました。学校を休みがちだったある児童に「先生と話すのが楽しいから学校に来れるよ!」という言葉をもらった時には大きなやりがいを感じ、「絶対に教員になる!」という決意を新たにしました。

万全対策で試験に挑む

3年生になると、教員採用試験に向けた対策が本格化します。教職センターの学習室に足繫く通い、過去問題や問題集を参考に1次試験に備えて勉強する日々が始まりました。茨城県では、1次試験に筆記、2次試験に小論文・個人面接・集団討論があります。2次試験の対策では、指導教員の林恵子先生から大変きめ細やかなサポートをしていただきました。小論文のテーマは10個以上出題してもらい、内容を暗記できるくらいにしておくようアドバイスされました。試験では事前に添削を受けた小論文のテーマに似た問題が出題されてびっくりしました。対策のおかげで、落ち着いて自分の考えを整理して書くことができました。

対策講座が役立ちました!

面接・集団討論の指導では先生が面接官役をしてくださり、参加学生一人ひとりに長所・短所を個別にアドバイスしてくれました。茨城県の小学校教員を目指す仲間は私の他に2人いたので、いつも3人で励まし合い、一緒に指導を受けました。私は恥ずかしさから発言が少なくなってしまうところを指摘してもらい、明るくハキハキと意思表示ができるようアドバイスを受けました。2人は面接に強く、いつも堂々と話すことができていたので、私も積極的に話すことができるよう心がけました。合格発表の日、3人とも合格したことがわかり、とても嬉しかったです! 2人がいなければ、乗り越えられなかったと思います。思いきって『小さな勇気』を出せば物事を大成できるんだ、ということを実感しています。林恵子先生をはじめ、お世話になった先生方と友人たちに大変感謝しています。

教職センターによる集団討論指導の様子

小学校教員を目指す皆さんへ

教職センターをフル活用しましょう。丁寧な指導に加えて、新しい視点や気づきを与えてくれる先生方がいます。学習室には問題集や教科書だけでなく、模擬授業に使用できる黒板もあるので、採用試験に向けて早くから対策ができます。私は4年生になってから頻繁に利用しましたが、1年生の時からもっと足を運んでおけばよかったと思います。
3・4年生の先輩とも交流ができ、体験談や勉強方法などの役立つ情報ももらえます。指導教員の先生方は隣室に毎日在室されているので、不安に思っていることやつまずきやすいポイントなどを相談できます。
こども教育学科は同じ夢を持つ学生が集まるので、皆、仲良しで大学生活はとても楽しいです。気の合う仲間を見つけ、共に学んで夢を叶えてください。

合格発表会では、先輩が合格までの道のりを発表

指導教員から(林 恵子先生)

合格おめでとうございます。Nさんをはじめ、茨城県の小学校教員を目指す3人の指導を行うことになったきっかけは、小論文対策講座での小論文を私が添削したことです。茨城県は2次試験で小論文が課されるため、1次試験受験前から2次試験のための対策を始めました。小論文のテーマは最近の傾向を見て出題し、異なるテーマについていくつも小論文を書いてもらいました。提出してもらったものは一つひとつ添削し、具体的なビジョンが語れるようサポートをしました。
1次試験、2次試験(1日目)それぞれの終了後にZoomで反省会を行い、「ここまでやってきたのだから大丈夫!」と、やる気につながるような声かけやアドバイスをしました。
合格の連絡を聞いたときは私も大変嬉しかったです。茨城県の試験に合格するために切磋琢磨した結果、3人とも合格できて本当に良かったです。小学校教育の現場で、生き生きと活躍してくださることを願っています。

指導教員 林 恵子先生

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