「ちばくりん」は、千葉市(ちば)をきれい(クリーン)にしようと活動しているインカレサークルです。敬愛大学と千葉大学の学生団体「千葉大学環境ISO学生委員会」は、千葉市の助成を受け2013年から共同で花壇を運営しています。「ちーあいふれあいの庭」と名付けられたこの花壇は、敬愛大学と千葉大学の間に位置する新港横戸町線道路の交差点脇の緑地帯にあり、年に2回花植えイベントを実施しています。今回は、代表の早川 知華さんにインタビューを行い、コロナ禍でのイベント企画から実施までについてや、今後の予定を伺いました。
ちばくりん敬愛支部の主な活動と目的について教えてください
千葉市(ちば)をきれい(クリーン)にすることで、まちを活性化させることです。また、「ちーあいふれあいの庭」花壇は敬愛大学前にあることもあり、学生が毎朝通ります。「花が綺麗だな」「違う花が咲いたな」と思ってもらい、良い1日のスタートになれば嬉しいなと考えています。
今回のイベントの内容を教えてください
毎年、春と秋に2回、花植えイベントを実施しています。千葉大学「千葉大学環境ISO学生委員会」の皆さんや地域の方たちと「ちーあいふれあいの庭」の花壇に花を植えています。今年は5月1日に春の花植えイベントを開催しました。2月頃から千葉大学の皆さんとも打ち合わせを重ね、イベントを計画してきました。植える花を選んだり、イベント日程調整をしたり、様々な話し合いをしました。たくさんの花をどうレイアウトしたらよいか、皆で考えました。4月に入ってからはいよいよ花壇の整備に入り、草抜きや掘り起こし、石灰・肥料を蒔く作業など、部員と話し合いながらイベントに向けて活動してきました。
当日は大学ごとに人数制限をかけ、感染症対策もしっかりと行ったうえでイベントを開催しました。敬愛大学側の花壇にはマリーゴールド195株、ジニア195株の計390株を植えました。天候にも恵まれ、無事にイベントを終えることができました。
※このイベントは5月2日付読売新聞朝刊に掲載されたほか、千葉テレビ「NEWSチバ600・930」でも紹介されました。
企画から実施までのエピソードで印象に残っていることを教えてください
コロナ渦での活動再開をするために書類を提出したり、短期間で草抜きや掘り起こしを行うことになってしまいましたが、その都度部員の皆が臨機応変に対応してくれました。肥料や石灰の買い出しや感染症対策の説明会への参加など、部員全員でイベントのために動きました。これらの準備を通して部員同士より深くコミュニケーションがとれ、お互いを知ることができました。部員の皆はとても頼もしい存在です。
当日は地域の方も参加し、子供達にもたくさん参加していただきました。花を植えたり水やりをしたり、楽しんでいる様子でした。少しでしたが学生も子供達との交流を楽しむことができ、小学校教員を目指す教育学部こども教育学科の学生は特に良い機会になりました。コロナ渦で外出が制限されている中、参加者の皆様にとっての楽しみの一つになれたのであれば、とても嬉しいです。
この活動を通して学んだことを教えてください
準備期間が長かったこともあり、学生や地域の方たちが笑顔で活動している様子を見たときは「今まで企画してきて良かったな」と思いました。短期間で多くの準備があり大変でしたが、無事にイベントを開催することができ、ほっとしました。
私は1年生でちばくりんの代表になりましたが、コロナウイルスの感染拡大期間と重なってしまい、今回が初めての花植えイベントになりました。花の発注から花壇整備など、やらなければいけないことが多くありましたが、代表としての責任感を感じる場面が多くありました。このイベント準備と同時に新入生勧誘も行い、忙しい毎日を過ごすことで代表であることへの自覚を持つこともできたように思います。多くのことを同時進行することで、様々なことに目を向けて進めていくことの大変さ、大切さを知ることができました。今回の反省点などを次の活動に活かしていければと思っています。
今後の活動予定があれば教えてください
次は花壇の手入れです。綺麗な花壇を保つために、水やりや草抜きなど、定期的に行っていきたいと思います。今回の花植えイベントはコロナ渦による人数制限があり、1年生の参加は難しかったのですが、今後の花壇整備や秋の花植えイベントは1年生も参加できると良いなと思っています。引き続き感染症対策を行いながら、新入生との仲を深めていきたいと思います。