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第42回読売書法展で国際学部3年・齋藤瑠奈さんが「秀逸」 高校時代に出会った造像記で入選から秀逸へ

国際学部3年 斎藤 瑠奈さん

横芝敬愛高等学校 出身

2026/09/08

国際学部3年の齋藤瑠奈さんが、「第42回 読売書法展」に出品した作品で「秀逸」に選ばれました。齋藤さんが書いたのは、「孫秋生造像記」です。中国・北魏時代の502年に石に刻まれた楷書で、端正に整えられた後世の楷書とは異なる、力強く角張った線や、文字の造形そのものが生み出す迫力が特徴です。

造像記との出会い

齋藤さんが「造像記」に出会ったのは高校生の頃。書道展で初めて目にし、その力強さに圧倒されたといいます。横芝敬愛高等学校の書道部に所属していた齋藤さんは、すぐに顧問の先生に「造像記を書きたい」と相談し、挑戦が始まりました。

 

造像記を書くうえで、齋藤さんが大切にしているのが「密度」です。書き出しに毛先をねじ込んで、そこから縦や横の直線を書いていく。初めはひたすらこの運筆を繰り返したそうです。「造像記を書きたいという一心で練習してきました」と齋藤さん。横芝敬愛高校書道部では、読売書法展で「入選」に選ばれるまでに上達しました。

大学入学を機に一度離れた書道

国際学部への入学後は、「これからは英語の学習に集中したい」と考え、一度書道を休むことを決めました。しかし、長く続けてきた書道から離れたことで、かえってその存在の大きさに気づいたといいます。

 

「自分って何なんだろう、自分の得意なことって何なんだろう」

 

そう考えるうちに、もう一度書道に取り組みたいという思いが強くなりました。師匠に「もう一度トライさせてください」と伝えると、返ってきたのは「もったいないよ。止めるの」という言葉でした。一度離れたからこそ、自分にとって書道が大切なものであること、そして自分自身の強みの一つであることを改めて実感しました。学業と並行して再び筆を取り、練習を重ねてきました。

 

今回の読売書法展への選出は、高校時代に続いて3度目です。前回の「入選」からさらに評価を高め、「秀逸」に選ばれました。英語を学ぶ国際学部での大学生活と、長く続けてきた書道。異なる分野に向き合う中で、自分が大切にしたいものを改めて見つめ直し、再び挑戦した先に今回の受賞があります。高校時代に「自分も書いてみたい」と憧れた造像記は、今では齋藤さん自身の強みを表現する大切な書となっています。

 

取材:国際学部 准教授 長谷川 賴子/制作:敬愛人編集部

孫秋生造像記と齋藤さん

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齋藤さんの作品「孫秋生造像記」