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千葉限定キャリアインカレ準優勝が就活の武器に ―― 経済学科3年チームにインタビュー

経済学部 経済学科3年 島田翔さん、中里駿希さん、鈴木海里さん

2026/02/26

12月17日(水)に開催された「千葉限定キャリアインカレ決勝大会」で、敬愛大学のチームSNSが準優勝を果たしました。メンバーは、経済学科3年の島田翔さん、中里駿希さん、鈴木海里さんの3名です。決勝大会からしばらく経過した現在、3人は就職活動の真っ只中。大会を通じて何を感じ、どのような変化があったのか。企画の裏側とともに話を聞きました。

【発表シーンはこちら】千葉限定キャリアインカレ決勝大会で、敬愛大学のチームが準優勝・企業賞に輝く

Q:どうして千葉限定キャリアインカレに出場したいと思ったのですか?

中里:所属ゼミの時間に、担任の佐々木先生から千葉限定キャリアインカレの話を聞いたのがきっかけです。就職活動に向けて何か挑戦したいとは思っていたものの、具体的な行動には移せていませんでした。そんな中で先生の話を聞き、「これだ」と感じました。当時はそれほど親しい関係ではありませんでしたが、「挑戦したい」という気持ちをもっていそうな鈴木さん、島田さんに思い切って声をかけてみました。

 

鈴木:声をかけられたときは、嬉しくて、つい二つ返事で了承したのですが、後になってよく考えると、「すごいことにチャレンジするんだな……」と思いました。最初はとにかくやってみようという感覚で、決勝大会まで進めるとは想像もしていませんでした。

 

島田:私たち3人は千葉県出身で、地域に根ざした企業のために、応援する気持ちで企画を出したいということになり、株式会社トミオを選びました。

Q:どのように企業への提案を練っていったのですか?

島田:まずは各自でトミオについて調べ、アイデアを持ち寄り、それぞれの良い部分を集めていきました。最初はグランピングやラフティングなどの企画を挙げていました。ただ調べていくうちに、トミオはすでに多角的な事業展開をしており、安易な提案では埋もれてしまうと感じたんです。転機になったのはトミオワイナリーについて調べた時です。トミオが今後、力を入れて進めていきたい方向はこちらではないかと思ったんです。自分たちはその延長線上にある提案を考えることで、トミオが真に求めている提案になるのではないかと考えました。

 

中里:私たちの提案は千葉駅から車で10分という好立地にあるトミオの新ワイナリーを舞台に空間デザインと千葉の食材、自社ワインから創るテラスダイニングイベントを、年間を通して開催するというものです。トミオはすでにインテリアやリフォーム事業、飲食業を展開しています。ワイナリーも準備中であるため、それらを活かしたツアーを行えば、多角的なブランドプロモーションになると思ったんです。

 

島田:ワイナリーツアーという方向性までは固まっていましたが、どこか物足りなさも感じていました。中里さんのアイデアを聞いて、自分にはなかった視点だと感じましたし、企画の軸が定まった感覚がありました。

 

鈴木:アイデア自体は形になりましたが、実現性をどう高めるかが一番の壁でした。佐々木ゼミでは金融関係全般を学んでいて、財務分析や損益分岐点の考え方にも触れました。損益分岐点は、これ以上売れば黒字になるという販売数のことです。どのくらい販売すれば黒字になるのかを数字で示す必要がありました。

 

中里:まずは現実的な価格設定を考え、材料費などは他の類似企業の事例を参考に算出していきました。

 

島田:ただ、佐々木先生は元銀行員の実務家教員で、事業の継続性に鋭い方です。先生からコスト計算の甘さや市場規模の捉え方について何度も指摘を受け、必要なコストを洗い出す作業を何度もやり直しました。

Q:本番当日はどんな気持ちでしたか?

決勝大会当日の様子(左:鈴木さん、中:中里さん、右:島田さん)

中里:ドッキドキでした。練習では話すべき内容が多すぎて、制限時間内に発表を終えられなかったんです。

 

鈴木:最後の最後まで発表をブラッシュアップしていて、本番直前でなんとか収めることができました。

 

中里:発表後、積極的に質問をしてくださる方が多く、「興味を持ってもらえたかもしれない」と感じていました。

 

島田:準優勝という結果はありがたかったですが、正直に言うと悔しさも残っています。手応えがあった分、「もしかしたら優勝できたのでは」と思ってしまいました。

 

鈴木:あと1週間あれば、もっと完成度の高いプレゼンテーションができたかもしれません。あと一歩届かなかった悔しさを糧に、残りの大学生活を頑張って行こうと思います。

Q:就職活動がスタートしていますが、千葉限定キャリアインカレ準優勝のエピソードは活かせていますか?

鈴木:現在、希望する業界の面接を受けています。就職活動では「学生生活で力を入れたこと(ガクチカ)」を聞かれる場面が多いのですが、そのたびに千葉限定キャリアインカレの話を積極的にしています。企業の課題に対して提案をまとめるまでに取り組んだ過程と、準優勝という結果を伝えると、「おお!」と驚いてくれます。大きなガクチカができたので、面接試験では、自信をもって挑むことができます。

 

島田:私もやはりガクチカとして活用しています。履歴書にアピールする欄があるので、そこにしっかり書いています。やってきたことは自信がありますし、計画を立てて実行し、夢物語で終わらせず実現可能性を突き詰めて考えてきたことは社会に出ても活かせることだと思っています。

 

中里:自己紹介で軽く触れただけで、面接官の見る目が変わるのを感じます。経営者の方と面接したときには、その場ですぐにスマートフォンで千葉限定キャリアインカレの結果を検索して確認してくれました。ワインが好きな方だったこともあり、企画提案の話で盛り上がり、内定を得ることができました。

 

 

千葉限定キャリアインカレへの挑戦は、3人にとって大きな学びとなりました。企業課題に向き合い、求められている提案を探りながら実現可能性を突き詰めた経験は、準優勝という結果だけでなく、就職活動や今後の歩みにもつながっています。敬愛大学には、学生が一歩踏み出せる機会が数多くあります。ぜひ大学での学びや環境を活かしながら、自分らしい挑戦を重ねていってください。