もともと道徳科授業に自信がなく、教員4年目となった時に地域の道徳部会に入りました。道徳が教科化されて3年目の時で、私自身も道徳に力を入れていきたいと思い、本格的に学び始めました。道徳をもっと学び、道徳授業の楽しさを広めていきたいと考えるようになったことも長期研修で道徳を選んだ理由です。

山口教授に研究報告書を見せる渡邉さん
STUDENTS&GRADUATES
木更津市小学校教諭 渡邉 大樹さん(2014年度卒)
2025/03/28
本学の卒業生で、現在木更津市の小学校に勤めている渡邉大樹さんが、学生時代の恩師である教育学部の山口 政之教授を訪ねました。渡邉さんはこの1年間、千葉県の長期研修生として道徳科の研究に取り組み、研究報告書をまとめました。その報告書を手に山口教授の研究室を訪れ、近況を語ってくれました。
私は高校卒業後に一般企業へ就職しました。高校時代は、自分の将来について深く考えず、「就職できる会社でいいや」という気持ちで、就職し働いていましたが、「本当に自分の人生これでいいのか」と考えるようになりました。社会に出て働いたことで、学校の先生にたくさんの場面で助けられていたことに気が付き、私も、一人一人の子どもたちに寄り添い、将来の選択肢を広げられる存在になりたいと思い、小学校の教員を目指しました。
卒業生の来校に喜ぶ山口教授
現在の勤務校に異動して3年目(2025年3月現在)になります。昨年度は6年生の担任と体育主任を務めました。今年度は千葉県の長期研修生として、千葉大学にて道徳科を中心に研究を進めてきました。これまでの教員経験では、6年生と体育主任を務めることが多くありました。体育主任として、全校児童の体力向上を目指す活動を積極的に行っています。全校児童の前で話す機会も多く、その際には、子どもたちの良さを認め、褒めることで自己肯定感を高め、やる気を引き出せるよう心がけています。特に、努力する姿勢や仲間と協力する姿を積極的に取り上げ、全校の場で称賛することで、よりよい行動が広がるようにしています。また、教師自身が普段の行いや服装など、子どもたちの手本となることを意識しながら日々の学校生活を送っています。挨拶や時間を守る姿勢など、当たり前のことを大切にしながら、子どもたちが自然と模範となる行動を身につけられるよう努めています。ICTの活用にも積極的に取り組み、授業や校務の効率化を図ることを意識しています。ICTを通じて、児童同士が意見を共有したり、教員間で情報を共有したりすることで、より豊かな学びの場を提供できるよう努めています。
もともと道徳科授業に自信がなく、教員4年目となった時に地域の道徳部会に入りました。道徳が教科化されて3年目の時で、私自身も道徳に力を入れていきたいと思い、本格的に学び始めました。道徳をもっと学び、道徳授業の楽しさを広めていきたいと考えるようになったことも長期研修で道徳を選んだ理由です。
山口教授に研究報告書を見せる渡邉さん
私は、国際学部こども学科1期生(現:教育学部こども教育学科)でした。敬愛大学は先生と学生の距離が近く、何かあった時にすぐに相談できます。学生の人数も多くはないので、同じ教員を目指す仲間と励まし合いながら、勉強に打ち込める点も魅力です。
教育の道を志す皆さんへ。今の時代、教師という仕事は大変だと言われることが多いですが、それはどの仕事も同じこと。確かに困難なこともありますが、それ以上に、子どもたちと過ごす日々の中にはたくさんの喜びとやりがいがあります。同じ日は一日としてなく、成長する子どもたちとともに、自分自身も成長できる素晴らしい仕事です。これからの社会は、予測が難しい時代だと言われています。だからこそ、若い先生方の新しい発想や柔軟なアイディアが求められています。皆さんの力が、教育の未来をより良いものにしていくのです。ぜひ、自信を持って教員を目指してください。そして、子どもたちとともに笑い、学び、成長できるこの仕事の素晴らしさを感じてほしいと思います。
最後に。今しかない大学生活を、存分に謳歌してください。勉強に打ち込むのもよし、恋愛に心を躍らせるのもよし、アルバイトや趣味に没頭するのもよし。今、この瞬間にしかできないことが、きっと未来の自分を強くしてくれるはずです。自分の可能性を信じて、思い切り挑戦を。皆さんの未来を、心から応援しています!