10月29日(火)に就活セミナー「先輩内定者の就活体験記」を実施しました。就職活動を終えた4年生の先輩8名が登壇し、業界研究からエントリーシートの作成、面接対策に至るまで、内定獲得のためのリアルな体験を後輩に伝えました。金融やIT、旅行、テーマパーク、総合小売、教育など、多様な業界から内定を得た先輩たちが集まり、自身の就職活動から得た経験をアドバイスとして伝えました。
第1部 司会者とのQ&Aを通して体験を共有
司会を務める「あさがくナビ(就活情報サイト)」のキャリアアドバイザーが、「面接のポイント」や「就活を始めた時期」などの質問を先輩たちに投げかけ、それぞれの体験談が語られました。その様子を以下に一部抜粋します。
就職活動を始めた時期はいつ頃ですか?
経済学科Sさん(金融):
3年生から本格的に始めました。自己分析を中心に、PRポイントやエントリーシートの書き方など、基本的なことから始めました。それまで、資格取得のための勉強をずっとしていたので、取得した資格や継続することの粘り強さなどをPRできそうだなと感じていました。
経済学科Sさん(テーマパーク):
3年生の7月にインターンシップに参加しました。就職活動のことについては何もわからなかったので、色々な業界を調べて受けました。秋になり、冬期のインターンに数社申し込みをして、そこから年末に向けて本格的に業界を絞っていきました。
業界は絞りましたか?その時期は?
国際学科Kさん(旅行):
観光や旅行業界に興味があり、学科でもそのような分野について学んでいたので、3年生の3月くらいに決めました。
経済学科Sさん(金融):
かなり前から決まっていました。中学生時代にその業界で職場体験をしたことがきっかけで、もともと強く惹かれていました。
経営学科Mさん(通信):
全然決めていませんでした。むしろ、色々な業界を見ようと思っていました。業界というよりは、興味を惹かれる仕事で決めようと思っていましたので、最後まで業界は絞らず、色々見て今の企業に決めました。
経営学科Sさん(総合小売):
業界は絞っておらず、小売の他にITや金融など、色々な業界を見て決めました。
PRポイントはどうやって考えましたか?
こども教育学科Sさん(教育):
私は教員志望から民間企業への就職に切り替えたので、就職活動の準備は何もしていませんでした。キャリアセンターの方に相談に乗ってもらいながら自己分析をして、自分の強みは何かを整理しました。
国際学科Kさん(旅行):
これまでの自分を振り返って、自分史のようなものを作ってみました。その中からアルバイトで得た力に焦点を当てて、PRポイントを作りました。
経済学科Sさん(金融):
大学入学時から、強みを作ろう、と思って学生生活を送ってきました。大きなことではなくていいので、日常からネタを作っていくことが大事だと思います。
司会者から、「実績の大小は気にしないこと、すごいことを書こうとしなくても良い」とアドバイスが
面接で気をつけたほうが良いことは?
経営学科Sさん(総合小売):
話を簡潔にまとめることです。また、目を見てうなずいたり、落ち着いて聞いたり、当たり前の動作をしっかり行うことです。
経済学科Sさん(金融):
緊張して小さい声になりがちなのと、早口には気をつけてください。ゆっくり話すことと、大きな声でなくていいので、しっかり聞こえるくらいの大きさで話すように意識していました。
国際学科Nさん(空港):
話すスピードや口調は大事です。普段の口癖の中で無意識に発してしまう良くない言葉がないかどうかをチェックして臨みました。また、面接を受ける企業の基本的なデータ(事業所や配属先、経営者の名前など)は頭に入れておきましょう。
経営学科Mさん(通信):対面だけでなくオンラインの面接も多いので、オンライン面接ではどこを気をつけたらいいのか調べましょう。また、グループディスカッションではリーダーになればよいというわけではありません。書記やタイムキーパーなど、自分の長所を活かせそうなポジションで臨んでください。
第2部 個別ブースに分かれて座談会
第2部では、先輩たちが個別のブースに分かれ、直接気になることを相談できました。就活全体の進め方や、活動期間中に抱える不安について質問する様子が多く見られました。先輩たちは実際に使用したエントリーシートを持参しており、企業へのアピールポイントの伝え方や、採用担当者の視点に立った文章の書き方の工夫についてなどを丁寧に説明していました。自己PRや志望動機の書き方、そしてそれらを面接で自然に表現するための方法について、参加者の学生は多くのヒントを得ることができました。
実際に就職活動を経験した先輩たちのリアルな声を直接聞くことで、自分の就職活動への意識を高める機会となったようです。
参加した学生の声
【3年生】
・先輩が詳しく回答してくれたのでためになった
・今後の就職活動のイメージができた
・実際に話を聞くことで、これから就活のために何をすべきなのか、エントリーシートを作成するコツについて知ることができたのでためになりました
【2年生】
・後期からなにを準備しなければいけないかが少し定まった気がした
・気になる業界や知っている企業についての活動を聞くことができた
・実際にエントリーシートを見たり、面接のポイントを知ることができた
・自己PRの書き方が全くわからなかったのですが、話を聞いてどのように書けばいいのかがわかりました
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