敬愛人

敬愛大学で輝く「人」「学び」を紹介

OPEN CAMPUS REPORTS

オープンキャンパスレポート

「未来の先生」スカウト・プロジェクト 第2回スタートアップセミナーの開催-オープンキャンパス特別企画-

教育学部

2024/08/08

教育学部では、オープンキャンパスの特別企画として、「未来の先生」スカウト・プロジェクト―スタートアップセミナーを開催しています。「先生になりたい」という皆さんの夢を教育学部が一緒に叶える企画です。

  • 教員の魅力とやりがいは?
  • 教員になるためには、どんな準備をしたらいいの?
  • 教育学部では、どんなことを学ぶの?
  • 学校現場の環境は?

教員になりたいと思っているけど、気になっていることも…。そうした皆さんの夢や希望、疑問に丁寧にお答えします。8月4日(日)に行われた第2回の内容を中心にプロジェクトの概要を紹介します。

第2回スタートアップ講座の内容

第2回スタートアップセミナーでは、4つのプログラムを用意しました。千葉県の教員として働く魅力を知り、在学生と教員のトーク、模擬授業で敬愛大学教育学部のリアルを体験。最後に、高校生の皆さんへの道しるべを示して、今後の進路検討の参考にしていただきます。全体MCは、教育学部の畑中千晶教授です。

8月4日のプログラム

1 千葉県教育委員会の講演「千の葉の先生になる」
2 学生から見た大学での学び「在学生と伊坂教授によるトーク」
3 模擬授業「みんながきらいな長距離走と持久走について考えてみよう」
4 教職への道「高校生でもボランティア」

1 千葉県教育委員会の講演

千葉県教育委員会は、「千の葉の先生になる」と題した教員の魅力発信事業を行っています。千葉県教育庁教育振興部教職員課任用班管理主事の吉野加津美先生を講師にお招きし、千葉県で教員として働く魅力を紹介していただきました。

 

魅力1 自分の個性を活かして仕事ができる!

千葉県では、「先生らしさ」を教員一人ひとりが自分らしく活躍できることと考えています。趣味や得意なことは授業に活かせますし、子どもたちとのコミュニケーションにも役立ちます。失敗を恐れずにチャレンジする姿勢を大切にして、次世代の先生を育てています。

 

魅力2 働きやすく、住みやすい環境!

千葉県は、やりがいを持って長く働ける環境が整っています。職場と住居が近く自分の時間を大切にできます。様々な県や大学からの出身者を受け入れており、多様性があり、学閥がありません。若手の教員が多く、学校現場に活力があります。首都圏の便利さと自然の豊かさを併せ持ち、余暇の選択肢も豊富です。

 

魅力3 教員を目指す若者への支援が充実している!

教員を目指す大学生を対象に、「ちば!教職たまごプロジェクト」や「千の葉の先生養成塾」を推進しています。学校現場での体験を通じて、教員の仕事を学ぶことができます。一定の条件を満たした修了者は、教員採用選考での加点や一部試験科目の免除などの優遇措置が受けられます。高等学校の教員基礎コースの修了者を対象とした教員採用枠や奨学金返還補助事業も新設され、教員を目指す若者への支援が充実しています。

2 学生から見た大学での学び「在学生と伊坂教授によるトーク」

教育学部の在学生のH. OさんとA. Kさんの2名(2年生)、伊坂淳一教授による一問一答形式のトークが行われました。どんな話題が話し合われたのか、見てみましょう。

敬愛大学
敬愛大学
伊坂教授 高校時代はどんな生徒でしたか? 自己紹介を兼ねて教えください。

H. Oさん 陸上やダンスなどの運動を中心に学校生活を過ごしました。やりたいことに一所懸命な生徒だったと思います。「脳筋」と言われていました(笑)。

A. Kさん 無遅刻、無欠席、無早退で、真面目な生徒だったと思います。少し引っ込み思案なところもありました。

敬愛大学
敬愛大学
伊坂教授 教員になろうと思ったきっかけは何ですか?

A. Kさん 学校が大好きだったので、ずっとここにいたいと思っていました。小学校の担任の先生から勧められて、先生になればずっといられるじゃん!と思ったのがきっかけです(笑)。

H. Oさん もともとは、ウェディング・プランナーに憧れていましたが、コロナ禍で将来性が心配でした。そんなときに、小学校の担任の先生が、教員に向いているといって勧めてくれたことがきっかけです。

敬愛大学
敬愛大学
伊坂教授 教育学部に入る前と後では印象は変わりましたか?

A. Kさん 大学での勉強は難しくて堅苦しいというイメージを持っていましたが、教育学部の授業は学生が主体的に参加するものが多く、とても楽しいです。興味を持っていることを学ぶので、あっという間に90分間(大学の1コマの時間)が過ぎてしまいます!

H. Oさん 授業の中で自分の考えを言う場面が多いというのが印象です。例えば、「社会」の授業では、日本のどこに旅行に行くかを各自で考えて計画を立てたり、子どもの防災意識を高めるアクティビティとして、だんご虫体操を考えたりしました。ダンスの経験が活かされました。

 

会場の参加者からは、「大学で友達ができるか?」や「人前で緊張しない方法は?」などの質問が挙がり、在学生が一つひとつ丁寧に答えました。在学生の体験談を聞いて、教育学部での学びが具体的にイメージでき、不安も解消されたのではないでしょうか。

当日の様子を紹介するショート動画

3 模擬授業「みんながきらいな長距離走と持久走について考えてみよう」

小宮山伴与志教授による模擬授業では、「みんながきらいな長距離走と持久走」について考えました。小中学生へのアンケート調査によると、体育の中で長距離走は水泳に次いで2番目に苦手な授業となっています。なぜ、長距離走や持久走をしなければいけないのでしょうか。学習指導要領には、指導の要点は書かれていますが、生徒に長距離走や持久走の楽しさを体験してもらう工夫は、教員一人ひとりに任されています。皆さんなら、どうやって楽しい授業を実践しますか? 教育学部では、そうした実践的な授業づくりを学んでいきます。

4 教職への道「高校生でもボランティア」

最後に、教員を目指す高校生の皆さんへの道しるべとして、高校生もできる学校ボランティアが紹介されました。高校時代に学校ボランティアを経験した教育学部1年生のインタビュー動画では、小学生にバスケットボールを教えていた時に、”あの時は~するべきだったよ”と「べき」という言葉で説明をしてしまって、逆に子どもをつらい気持ちにさせてしまったという体験が語られました。それでも、子どもたちとどうやってコミュニケーションをとったらいいか、など多くの学びがあったと語っていました。伊坂教授から、その学生の言語感覚のするどさが指摘され、ボランティアを通じた経験から学ぶことは多く、ここで得た深い気づきは教員になるためのプラスになるということが伝えられました。

今後の予定

「未来の先生」スカウト・プロジェクトは、8月25日(日)9月8日(日)のオープンキャンパスで引き続き、実施します。8月25日(日)の第3回には、本学卒業後の1,2年のフレッシュな現職教員をお招きし、新人教員の目から見た小学校の様子について、生の声を聴かせてもらいます。また、さらに来年の3月15日(土)には、「『みんなで先生になろうよ』フェスタ」を、それまでより少し拡大した時間枠で開催します。教員の魅力とやりがい、教育学部での学びなど、皆さんの「知りたい」にお答えします。お気軽にご参加ください!

教育学部の紹介