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副専攻「エアポートNARITA地域産業学」成田空港の進化を学ぶ学生ミーティングを実施しました

国際学部 教授 三浦 知子

2024/07/31

第2回ミーティング

6月19日(水)、副専攻「エアポートNARITA地域産業学」の第2回学生ミーティングが開催されました。「成田国際空港の歴史と未来像」をテーマに、お昼休みの短い時間を利用して、「成田国際空港の歴史」について、開港当時の混乱、航空憲法とも言われた航空会社ごとの棲み分けの政策である「45/47体制」、そして開港時に施行された「内際分離政策」によって、成田は国際線、羽田は国内線を中心に発展しながらも、最近では羽田空港への国際線シフトが徐々に進んでいる点を解説しました。

 

今、成田空港はまさに、『新しい成田空港』構想のもと“更なる機能強化”の推進、旅客ターミナルの再構築、航空物流機能の高度化、空港アクセスの改善、地域との一体的な発展など、次のフェーズへと動き出しています。実際に成田空港を訪れると、かつてとは違った側面も多々発見することができ、学生の皆さんにもできるだけその機会を提供したいと思っています。

第3回ミーティング

続く7月19日(金)の第3回学生ミーティングでは、第2回目を踏まえて、成田空港とともに歩んできた日本航空の新規事業を紹介いただきました。JAL Agriportという会社が2018年に設立されました。では「なぜ航空会社が農業事業なのか?」成田とオンラインでつなぎ、この問いや事業内容等について、松下様にご講義をいただきました。

松下様は日本航空の客室乗務員として入社後、客室乗務だけではなく、2度の出向で日本航空の他の業務を体験して知見を深め活躍されています。第3回ミーティングでは現在ご勤務のJAL Agriportの事業について主に説明していただきましたが、ご自身のキャリアパスなどもわかりやすく詳細に説明していただき、学生の今後の進路を考える上でも大変参考になりました。

「なぜ航空会社が農業事業なのか?」その答えは第2回ミーティングで学んだ内容と大変関連が深く、両方に参加した学生は深く理解できたことと思います。

第4回ミーティングの予定

成田空港開港時から国際線を就航していた日本航空ならではの事業戦略のお話を経て、来たる8月2日(金)に第4回学生ミーティングで、いよいよ学生の皆さんにJAL Agriportに行ってNARITAを体感してもらう予定です。成田空港から3kmもない立地、そしてこれからますますその役割が期待される「成田市場」とも近い距離に位置するJAL Agriportの農園を訪問する予定です。猛暑の時期ですので、少しだけ農作業のお手伝いをさせていただき、NARITAを立体的に体験してもらおうと思っています。JAL Agriportへは今後も学生の皆さんと何度も訪れ、学ぶ機会を設けたいと思っています。今はブルーベリー収穫体験や、併設する御料鶴というレストランでの食事も楽しめますので、気軽に家族や友人と訪れれば、成田空港をより身近に感じることができると思います。

 

第2回、第3回の学生ミーティングともに、2,3年生の学生リーダーの皆さんにアシストしてもらいました。今後も学生の皆さんの積極的な参加を期待しています。