教育現場では、表現力や伝え合う力、臨機応変な思考力や判断力が必要とされます。そのような力を高めるために、「インプロ」を通して総合的なコミュニケーション能力の向上を目指す研修が、学校や企業の現場で多く取り入れられています。「インプロ」とは「即興」を意味する「improvisation(インプロヴィゼーション)」の略で、演劇や音楽、ダンスなど即興で行われるエンターテイメントを指します。
今回、学生たちが体験した「インプロ」は即興演劇です。台本や事前の打ち合わせなしに、参加者たちはその状況やお互いを受け入れ、想像しあいながら積極的に動き、ストーリーを作っていきます。株式会社インプロジャパンの峰松佳代氏を講師としてお迎えし、このインプロの考え方を日常生活に生かすための「インプロシンキング」プログラムを、教員や教育学部の学生が共に学びました。