—お2人のインターンシップ先を教えてください。
棚瀬、吉田:SMBC日興証券です。
—そこを選んだきっかけは?
吉田:金融業界に興味があり、どのような仕事をしているかこの目で見てみたいと思ったからです。
棚瀬:私も金融業界に興味があり、証券会社か銀行にインターンシップに行きたいと思っていました。しっかりと業界知識を教えてくれそうなところがよいと思って選びました。
—どんなお仕事を体験しましたか?
吉田:金融の基礎知識を学んだり、新入社員や先輩社員それぞれに質問する機会がありました。就職活動へのアドバイスもいただき、大変参考になりました。東京証券取引所を見学してから本社にも行き、社員の方がどのような仕事をしているか知ることができました。普段は入れないような関連企業も見学でき、数字の見方も教えてもらいました。グローバルな一面を肌で感じることができ、営業職の魅力、厳しさも学べました。
棚瀬:証券会社営業職は信頼が大事だということがよく分かりました。信頼を得ることの大変さ、丁寧な接客だけでなくフレンドリーさも織り交ぜた対応力、商品を知ってもらうための取り組みなど、奥の深さを感じました。営業=飛び込みのイメージが強かったのですが、業務内容は多岐にわたるということがわかりました。証券会社の魅力と厳しさの両面を知ることが出来ました。
~証券会社での就業体験~
はじめに
経済学部経営学科では、3年次のインターンシップ(就業体験)が必修となっています。昨年度に引き続き、インターンシップに参加した粟屋ゼミの3年生2人(吉田さん(左)、棚瀬さん(右))に、インタビューしました。
※2018年度にインタビューを行っています。学年はその当時のものです。
インターンシップで学んだこと
—終わってみてどうでしたか?
吉田:日経新聞の読み方も教えてもらうことができたので、時事に関して興味を持つことができ、新聞を読もうと思いました。株の知識をつけたうえで新聞を読むことで、世の中の見方が変わるというお話を聴き、実践しようと思いました。グループ発表では意見をまとめるのに苦労しましたが、社員の方にその出来栄えを褒めてもらうことができ、ゼミで普段からプレゼンを行ったりしたことが生かせたと思います。
棚瀬:最終日でのグループ発表が印象に残っています。私たちも含め敬愛大学からは6名が参加したのですが、それぞれ他大学のインターンシップ生とチームを組み5グループに分かれました。発表は25分だったのですが、ゼミやキャリア教育の授業で学んだことがとても役に立ち、初めて会った人達の中で自分の意見を言うことができ、決まった時間の中で与えられた役割をこなすことができたように思います。
企業と共同で行ったさまざまな取り組みの経験が生きる
棚瀬:私たちは粟屋ゼミに所属していて、ゼミの時間帯にCSR(企業の社会的責任)やESG(環境対応(E)、社会責任(S)、企業統治(G))、SDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))について学んでいます。ゼミで学んだことが、インターンシップのグループ発表で活かせたので、このゼミに入って良かったと思っています。地元の企業と大学生を結びつける、地域活性化の取り組みである「志プロジェクト」など、企業の方とのかかわりが多いので、考える力が身につきます。講義ではプレゼン、発表やグループワークの時間があり、今回だけでなく就活でも、身に着いたトーク力が活かせると思っています。
吉田:2年次に、CSRに関して企業の社長に質問し記事を作るという経験をしました。大変でしたがとてもためになりました。現在、志プロジェクトで会社案内を制作する機会を与えてもらい、よいパンフレット作りに苦戦しています。私は副専攻「エアポートNARITA地域産業学」も履修しています。「ホスピタリティ」の授業で学んだことが、企業の社長や社員の方に訪問する際に非常に役立っています。
棚瀬:2年次のコース選択の時、経営学科ではインターンシップがあると知っていたので、心の準備が早く出来たと思います。経営学科は企業の方とのかかわりが多いので、社会に出る前に、仕事をすることについて理解を深めることができます。学科選択で悩んだら経営学科を是非お勧めしたいです。
吉田:経営学科は前に立ってプレゼンする講義が多く、プレゼン技術や話すことに関しての技術が自然に上がっていきます。また、企業の経営に関して関心を持つので、時事、社会の動きなどに関心を持つことができます。敬愛大学は小規模なので、先生方と近い距離で講義を受けることができるのが良い部分であると思います。
—ありがとうございました。
(聞き手:IR・広報室)