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多様な人々が刺激し合い、新たな価値を生み出す場、住友商事の「MIRAI LAB PALETTE」を見学しました

国際学部 教授 土弘 信彦(入門経営学、国際経営)

2022/10/03

国際学科の授業「国内スクーリング」は、キャンパスの外へ飛び出し、これまでに出会ったことのない新たな発見や多様な経験を獲得する敬愛大学の特色ある授業です。2022年度のテーマは「多様な業界と触れ合う総合商社の取り組み」です。さまざまな業界とパートナーシップを結ぶために、総合商社はどのような取り組みを行っているのでしょうか。9月27日(火)、国際学科の2~4年生が東京・大手町にある住友商事が運営する「MIRAI LAB PALETTE(以下PALETTE)」を訪問しました。

 

PALETTEは異なる分野の知識をもった人たちが交流し、新しい価値を創造する場として住友商事が設立した会員制のオフィスです。会員制であるため、普段は見ることができない施設ですが、住友商事に約40年務めた実務家教員の土弘信彦教授(入門経営学、国際経営)の仲介で特別に見学することができました。

オフィスには会員同士の交流を促す仕組みがたくさん!

見学当日、PALETTEでは、実際に会員同士のミーティングが開かれていました。先進的で美しいオフィスで働く姿を横目に、学生たちは施設を見て周りました。案内してくれたのはPALETTEコミュニティマネージャーの鎌北さん。オフィスを訪れた会員の要望を聴き、住友商事の事業部や解決できそうな他会員へマッチングさせるスペシャリストです。

フロアには入場者の位置情報がプロフィールとともに閲覧できるインフォメーションボードがあり、興味ある知識・スキルをもった方を探すことができます。名刺や要望を貼り付けておく掲示板やフロア全体を見渡せる広々とした空間、飲食もできるバーのようなカウンター等、オフィスには会員同士の交流を促すためのさまざまな工夫が施されています。

  • 別フロアにはバーのようなカウンター席もあり、飲食もできる

  • NFTデータのオンライン美術館とその印刷物が展示

PALETTEの特別会員になり、様々な業界の方と交流できるように!

学生たちは今後4ヵ月間にわたり、PALETTEの特別会員としてオフィスを使用し、第一線で活躍するユニークな方が講演するセミナーに参加します。特に「語らうPALETTE × Z世代」という企画では、Z世代が日々何を考え、どのようなことをしているのかPALETTE会員と語り合い、同じ世代の学生や様々な業界で活躍する社会人と交流できます。もちろん、コミュニティマネージャーの鎌北さんに相談し、興味のある業界の方を紹介してもらうこともできます。「オンラインでのイベント参加だけではなく、PALETTEに来て、対面での交流を望んでいます」と土弘教授は語ります。多様性もった人々のコラボレーションから新たなビジネスが生まれてくる様子を学生に間近で体験させたいという狙いです。

 

ベトナムからの留学生は「日本に来て3年、コロナ禍でこのようなイベントに参加できませんでしたが、すばらしいチャンスとなり嬉しいです」と期待に胸を膨らませている様子。金融業界に興味のある国際学部の学生はPALETTE内で結成されたNFT部に興味があるようで、さっそく鎌北さんに相談を持ち掛けていました。4ヵ月間で学生たちはどのような交流を重ね、学びを得るのでしょうか。最終レポートが楽しみです。

 

 

NFT:ブロックチェーン技術を用いて偽造不可能な鑑定書を付与したデジタルデータ。

PALETTEに会員登録する学生たち

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