特に、大学ビジョンの3番目で示されているSociety5.0に基づくAI・データサイエンスの能力がこれからの時代には大切です。実際にデータを調べて考えてみようという実践的なお話もありました。学生たちは、総理府統計局の様々なオープンデータを見て、各自で気になるところを調べて考えたことを書きとっていきました。データを自分なりに分析してみることで、単なる数字の羅列ではなく、そこに様々な世界が見えてくることを実感したようです。
2022年6月14日、国際学部の1年生ゼミ(庄司教授:国際関係論、国連研究、国際法)では、自分たちの目標、大学のビジョン、そしてSDGs(持続可能な開発目標)をリンクして、自分の目標をとらえ直す作業をしています。自分の利己的な目標ではなく、大学のビジョンや地球全体の目標SDGsを学ぶことによって、目標を地球全体や社会の大きな流れの中に位置づけることができます。今回はその中でも敬愛大学のビジョン『敬愛大学ビジョン2030』について、IR・広報室の職員にお話を伺いました。大学のビジョンがSDGsとどう結びついているかをわかりやすく説明してくださいました。
敬愛大学ビジョン2030
敬愛大学が2030年までに目指す姿は、『敬愛大学ビジョン2030』(大学ビジョン)に記されています。大学ビジョンは、これからの社会や私たちの仕事や生活がどのようになっていくかを見据えて2020年に策定されたものです。SDGsの目標と関連することも多く、学生たちが各自の目標をとらえ直すきっかけになるでしょう。
データの活用
学生の感想
千葉県には外国人がたくさんいて非常にグローバルな県だと思いました。また、これからの社会では、多様な人々との共生や協働が大事だと感じました。「人生100年時代」のお話から、限りある人生の中で時間を無駄にしてはいけないと思いました。労働力調査のデータを見て、第一次産業の就労者が減っていると思いました。
世界的に急速な情報化が進み、AI人材の需要が高まっていることを感じました。外国人とコミュニケーションをする機会も多くなっている中で、共生が求められる時代になっていると思いました。家計調査の収支項目分類を調べると、様々な人生の節目でお金がかかることが分かりました。そのような中で、どうしたら充実した人生を送ることができるかを考えるよい機会になりました。