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キラリ☆こども教育学科ゼミ2021.vol.1

2021/08/17

小林輝明准教授は、理科教育 幼小・小中連携教育 宇宙教育を専門とされています。机上で学ぶだけではなく、現場に出て子供たちと触れあうことや、具体的に対応できる実践力を身につけてもらうことを重視しています。理科教育を主なテーマに取り組んでいる小林ゼミでは、前期授業終了後の7月に、南アルプスにある入笠山で合宿を行いました。小林准教授から報告いただいた合宿の様子を紹介します。

小林ゼミでの入笠山合宿

学校教育では、集団宿泊行事等で自然体験活動が行われています。映像による疑似体験が増える中で、自ら自然の中に飛び込み、生命の息吹や大地の変化を直接体験する機会は大変重要です。
標高1955mの入笠山は、長野県の南アルプスの最北に位置しており、2000m級の高山でありながら、山頂まで容易に登ることができます。山頂では、360度の大パノラマが広がり、日本列島を東西に二分するフォッサマグナを肌で感じることができました。

山頂から下り、図鑑とカメラを手に可憐な花が咲く湿原で高山植物の観察を行いました。ここは「花の百名山」としても知られています。(写真2枚目)

夜は宿舎にある大口径の天体望遠鏡を使って天体観測。また、早朝にも土星や木星の美しい姿を目にしました。すぐ近くにはJAXAの天体観測所があり、天気のよい日には満天の星を望むことができます。

山頂での日の出

懐中電灯をたよりに、再度山頂を目指して歩きました。雲の中で待つこと数十分。八ヶ岳の稜線から太陽の光がスッと差し込みます。日の出の瞬間です。光の線は一瞬で周りを照らし、太陽は驚くほど速くその位置を変えます。やがて遠くに富士山も一望できました。自然現象を五感で感じる貴重な経験でした。

最終日

最終日は渓流沿いに歩きました。清流と緑の濃淡、地形の変化を感じながらのトレッキングです。学生には、こうした自然体験をたくさん重ね、人間性豊かな教員になってほしいと願っています。

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